●好きなものは完全になくさずに、リフレッシュデーをつくる

好きな食べ物や飲み物をいきなりなくすと反動が大きくなる原因にもなるので、完全に断つのではなく、食べる日飲む日を決めるのがおすすめです。

【例3:パンは質をアップして、週1回に】

パン
リフレッシュデーのパンは、スーパーのものからおいしいパン屋さんに変更
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父が大量に買ってくるパン。毎日、食欲のある日の朝や間食にくせのように食べていたのを週に1回に減らすことに。また、スーパーでなんとなく買っていたものが多かったのですが、リフレッシュ気分を高めるためにも、おいしいパン屋さんで買うようにしてもらいました。

朝はパンが食べたい! という場合は、バランスよく食べれるようにすることが大事。小麦は腹もちがあまりよくなく、すぐにお腹がすきやすいので、組み合わせでチキンと野菜スープなど、タンパク質と野菜は必ずセットで“定食"にして食べることをおすすめします。

パンのトッピングにバターやジャムなどが入ると糖質、脂質が必要以上に入ってしまいますので、パンの種類もなるべくシンプルなものを選ぶとよいと思います。

【例4:毎日の晩酌は徐々に減らして、月に数回に】

グラスを持つ女性と子ども
お酒はストレス発散ではなく、楽しく飲むにチェンジ

お酒は、ダイエットとは正直相性がよくありません。

お酒を飲むと体の中(とくに肝臓)は「アルコールの解毒を開始します!」とかなり酷使することになるからです。肝臓の負担がかかるので、一緒に食べるものはうまく代謝しきれず体脂肪になりやすくなってしまいます。

ですが、趣味や気分転換のひとつでもあるお酒を完全になくすのは難しいですよね。母にも毎日飲んでいる理由を聞くと、寝つきをよくするためや、なんとなく習慣で飲んでいたとのことでした。

この「なんとなく習慣で…」というのをなくして、まずは飲む曜日を決める、慣れてきたら、飲む週と曜日を決める、さらに慣れたら月のなかで飲む日を決める、など徐々に飲む頻度を減らしていってもらいました。お酒に関しても、完全に断つのではなく、自分が無理なくできるペースで頻度を減らし、リフレッシュデーをつくることがポイントです。

さらに、お酒と飲むときはチェイサーとして水を用意する、肝臓になるべく負担のかからない消化のよいおつまみにする(今の時期なら湯豆腐など)、アルコール度数が少なめのものを選ぶようにする、ストレスで飲むのでなく、おいしく楽しく飲める日に設定する、などの小さな工夫も大切。

●いきなり禁止はしないこと。結果もすぐに求めすぎないこともポイント

お酒だけでなく、お菓子など中毒性の高いものがなかなかやめられない人にも当てはまりますが、「ストレスが高まって口にする」ということをしないようにするには、禁止にするよりも管理する意識を持つことが大事になってきます。

おデブの元になっていた食習慣の頻度を落としたからといって、すぐに結果が出るわけではありません。おおよそ2~3か月は見てください。でも、やらないより、今すぐ行動しすれば、3か月後には変化が現れてきます。また継続いくうちに、体が軽くなったり、見た目がすっきりするなどの実感はあると思います。

今よりちょっといい身体を手に入れたいな、と思ったらぜひ行動に移してみてくださいね。