まずは「理想のシューズクローゼット」をイメージ
今回、「書き出す片づけ」を実践したのは、北海道在住で学習塾とダンス教室の運営をされているちまさん。夫・2人の娘と3LDKの一戸建てに住んでいます。
過去にも一度「書き出す片づけ」メソッドで家を整えた経験のあるちまきさんですが、当時の家から引っ越して2年が過ぎ、再度「書き出す片づけ」を始めることに。改めて全収納を見直す一環として、玄関収納の片付けの様子にフォーカスして紹介します。
厳寒期に履くブーツや、趣味のアウトドア用品、レッスン用のダンスシューズ…と、靴の量が多いちまさんのお宅。玄関脇に、収納力のあるウォークインのシューズクローゼットを設けていますが、取り出しにくさを感じていました。そこで「書き出す片づけ」メソッドに沿って、まずはステップ1として、ちまさん自身の靴に対する価値観を洗い出してみます。
靴のような実用品であっても、じつは、「見た目・デザイン」「機能性」「バリエーション(数を多くもちたい)」…など、求めるポイントは人それぞれ。ちまさんの場合は、履きやすさや歩きやすさといった機能性を重視していること、高くてもいいものを少数精鋭でもちたいということを再認識。この価値観に合う、気に入ったものだけが取り出しやすく並んだシューズクローゼットを目指すことにしました。
すべての画像を見る(全4枚)続いて、現状把握のためにもっている靴をすべて書き出し、用途(仕事、スポーツなど)や活用シーズン(春夏、秋冬)に合わせて色分け。ちまさんは、ダンスインストラクターをしているため、仕事用のダンスシューズも欠かせません。ジャンルに「ダンス」を追加して、普段使いの靴とは分けて考えることにしました。
書き出した靴を「価値観に合う」か、「1年以内に履いた」か、◎○△×の記号で仕分けます。すると、ダンスレッスン用に残していたシューズのなかでもまったく使っていないものを発見。
ほかにも、デザインはとても気に入っているものの、足に合わず痛い、歩きにくいといった靴もありました。悩んだものの、最初に確認した「機能性」を重視するという価値観に合わないとわかり、納得して手放す判断ができたそう。用途が重なるものなども整理し、プライベート用の靴2足、ダンスレッスン用の靴1足と、想定していた以上に手放すことができました。
「家族が使いやすい配置」を決め、ノートに書く
続いてステップ2として、ノートに配置図を書きます。
北海道という土地柄、厳冬期のスノーブーツが欠かせません。ただ、オールシーズン出しておくにはかさばるので、春夏(SS)バージョンと秋冬(AW)バージョン、2種類の配置図を描くことにし、季節外の靴をしまうスペースも明確にしました。
さらに、子どもたちが自分で片付けやすいよう、以下の工夫も取り入れました。
・子どもの靴は低い位置、大人の靴は高い位置
・冬のスノーウェア(普段着)はカゴに投げ込み収納
・ポケットティッシュも定位置を決めて忘れ物防止
シューズクローゼットの中身を「全出し」して片付け
配置図まで書き終わったら、片付けはほぼ終わったも同然。ステップ3では、思いきってシューズクローゼットの中身をすべて取り出し、からっぽに。その後、配置図に従ってしまっていくだけです。
片付け始めは、取り出した荷物の量の多さに「全部出したことをちょっと後悔しました(笑)」というちまさんですが、配置図のおかげでその後の作業は驚くほどスムーズ。靴をしまう位置も決めていたので、靴の高さに合わせて棚板を調整。かさばるアウターもゆとりをもってしまうことができました。
収納力がある分、あれもこれもとしまって取り出しにくく片付けにくいのが悩みだったというシューズクローゼット。家族にとっても片付けやすく、ちまさんも、お気に入りがさっと手に取れる理想の空間になりました。
「『書き出す片づけ』でひとつひとつのものと向き合い、本当に必要なもの、お気に入りのものに囲まれた暮らしが実現できました。家だけじゃなく思考も整い、人生がよりよい方向に向かっていったと実感しています。」(ちまさん)
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