“おトクなまとめ買い”がムダになることも
実際に、こんなことがありました。あるお客様のお宅で、トイレ用の洗剤が何十本も出てきたのです。
トイレは2つ。毎日掃除に使ったとしても、すべて使いきるには数年、場合によっては10年以上かかるかもしれません。
10年以上経ったとき、その洗剤の品質はどうなっているでしょうか。もしかしたら、もっと性能のいい商品が出ているかもしれません。「おトクに買ったつもり」が、結果的にムダになっている。そんなことは、じつは少なくないのです。
「どうせ使うものだから、今買っておこう」
「安いときに買ったほうがおトク」
そうやって、本来はまだ必要ではないものまで家に入れてしまう。そして、使いきる前にまた次を買いたしてしまう…。
だから家のものが減らない、むしろ増えていくのです。
さらに、ストックがたくさんあると「まだあるから」と使い方が雑になり、消費量まで増えてしまうことも。これでは節約どころか、余計にお金を使っている状態です。
「コンビニで買うのは高い」とよく言われます。たしかにそのとおりです。でも、安くても使いきれない量を買っていたとしたら、どちらが本当のムダでしょうか。
洗剤がきれたときにコンビニで1本買うことより、何十本もの洗剤を長年保管し続ける方が、家のスペースもお金も使っています。これは食品やおやつのまとめ買いも同じ。気づけば賞味期限がきれていた…という経験がある人も多いのではないでしょうか?
もちろん、災害に備えて最低限のストックをしておくことは必要です。ただ、基本の考え方はとてもシンプルでいいのです。
「今使う?」で考えると、家もお金もラクになる
必要なときに、必要なものを買う。「安いから買う」ではなく、「今、使うか」で判断する。それだけで、家の中に入ってくるものの量は確実に変わります。
50代は、これからの人生を軽くしていくタイミング。未来のために抱え込むのではなく、今の自分に必要なものだけをもつ。
それだけで、お金も、家の中も、流れが大きく変わっていきます。