50回目の誕生日を迎えたその日。美容家・神崎 恵さんのインスタグラムには「念願の、五十歳です」という文字が記されていました。その言葉には、年齢を重ねることへの不安よりも、これから始まる新しい時間への期待がにじんでいます。年齢を重ねることで起こる変化(エイジング)を、楽しみながら「デザイン」する。神崎さんのその軽やかな美の哲学について聞きました。

神崎 恵さん
昨年、「念願の50歳」を迎えた神崎 恵さん
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未来の顔は自分次第。だからこそおもしろいと思いませんか?

「私ね、ずーっと思ってたんです。早く“おばさん世代”になりたいって」そう話す神崎 恵さんの顔には、冒険に出かける少年のような“ワクワク”が浮かんでいます。

「そう、ワクワクしてるんです(笑)。自分はどんなおばさんになれるんだろうって、攻略法を考えるだけでも楽しくて!」

神崎さんにとって、エイジングは抗うものではなく、受け入れ、育てていくもの。そのカギは、自分の顔を観察し、老いを「デザイン」するという視点にありました。

「今は美容技術も進化して、エイジングサインさえも選べる時代です。チャーミングなシワは残して、不機嫌に見える影は消す。そんなふうに“なりたい自分”をデザインし、スキンケアや、必要に応じて美容医療の力も借りながら、コントロールしていきたいと思っています」

鏡を見て「老けたな」と落ち込む日があっても、感情と事実はきり離すのが神崎流。

「朝顔の観察のように、自分の顔を観察して『じゃあ、どこをお手入れする?』と次の一手を考える。落ち込んでも顔は変わりませんから(笑)。私たち世代からは、顔も体もすべて自分次第。でも、だからこそおもしろいと思いませんか?」

神崎 恵さんに聞く「老けないヘア」

神崎恵さん
「長年お世話になっている美容師さんとこれから先の白髪計画を相談中」&

いつも美しいヘアスタイルの神崎さん。こだわりのヘアケアとは…?

●大人のヘアは髪型よりも“ツヤと色味”を重視

「老け見えを気にするなら、髪型よりも重視したいのが髪質のケア。カラーリングした髪がギラつかないだけでも印象がよくなりますし、ツヤがあれば生命力が宿ります。パサつきが気になる人は、あえて髪をすかないという選択も」

●ヘアアイテムは使い方の思い込みを見直して

「長年信じている自己流のケア、見直してみませんか? たとえばツヤ出し。ヘアオイルはベタついたり、時間がたつと酸化してにおうことも。大人の正解はグロススプレー。だれでも簡単に、軽やかで上品なツヤがキープできますよ」

●白髪は自然なもの。「どう楽しむか」を考えています

「白髪対策、じつはあまりしていないんです。生えるものだと思っているので(笑)。ただ私は白髪が似合わない顔立ちなので、長年お世話になっている美容師さんと『まずはメッシュを入れて…』とこれから先の白髪計画を相談中。老いをデザインするうえで美容師さんは心強い相棒です」