実家の片付けを「やらなきゃ」と思いながら、なかなか進められない。そんな悩みを抱える人は少なくありません。フルタイムで働きながら2人の子どもを育てるよしいさん(アラフォー・整理収納アドバイザー)もそのひとりでした。ここでは両親の引っ越しをきっかけに、8年間放置していた自分の部屋を片付けた体験談を紹介します。

ファイルボックスに思い出の品を入れる様子
思い出は、このファイルボックスに入るまで
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いつかは実家を片付けなければならない

実家の片付けに向き合うことになったのは、両親が70代になり、住まいを見直すことになったからでした。立地の問題もあり、40年以上住んだ一軒家を引き払って引っ越すことに。

家の中には、数十年ため込まれたものが大量にありました。両親に呼ばれて帰省し、片付けを手伝うことになりましたが、あまりの多さに気が遠くなったのを覚えています。

片付ける順番を考えたとき、まずはひとりで「捨てる・捨てない」を決められる、自室から進めることにしました。

実家の子ども部屋にあるものを手放すルール4つ

写真はクリアファイルに保管

社会人になって実家を出てから、私の部屋は8年間ほぼ手つかずの状態。押し入れや棚に押し込まれていたのは、30年分の「とりあえず残してきたもの」でした。見れば思い出すけれど、普段の生活では忘れていたものばかり。忘れていたものをこれ以上手元に置くのはもったいないと感じ、手放し方のルールを決めました。

●1:写真は年ごとに2〜3枚だけ残す

小学生から大学生までの写真は、アルバム20冊分を超えていました。そこからその年のベストショットを2〜3枚厳選。100均のクリアケースに収まる分量にして自宅に持ち帰りました。プリクラ帳も一緒に入れて、わが家の思い出ボックスに保管しています。

●2:手紙は読み返さずに手放す

手紙は読むと時間もかかるし、感情も引っ張られます。学生時代の回し書きの手紙や、幼稚園時代からの年賀状など、200通以上を処分しました。読み返すと絶対に捨てられません。

●3:過去のがんばりは潔く手放す

小学生の頃の赤ペン先生の答案や、大学受験の参考書やプリント類も全部とっておいた私。でも当時がんばった延長戦上に今があると考え、すべて処分しました。過去のがんばりをもので証明する必要はないと思っています。

●4:服は「今着たいか」を問いかける

服

「まだ生地はヨレていない」「産後、体型が戻った!」など、服は着られるかどうかで判断しがち。そこで、20歳の頃に愛用していた服を、今の自分が本当に着たいかを考えました。デザインや流行、そのときの気分も違いますよね。自宅に持ち帰るほど本当に着たい服かを心の内に問いかけたら、数枚しか残りませんでした。

30年分のものと向き合うのは、気力も体力も使います。一気にやろうとはせず、帰省するたびに少しずつ進めたら、結果的に1年ほどかかりました。「実家を物置代わりにしない」と決めたのもこのときです。