3:ソファ選びは「動線」から逆算する

置き方から逆算して配置したソファー
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リビングのソファは、まず配置を決めてから選びました。テレビや音響(天井スピーカー)との位置関係から、部屋の中央に置く必要があったからです。

そして選んだのは、背の低い抜け感のあるタイプ。キッチンからの視線をさえぎらず、圧迫感を抑えてくれます。また、オットマンでL字にもできるフレキシブルな仕様にしたことで、来客時に合わせて形を変えられるのも便利。

デザインの好みだけでなく、動線や使い方を具体的に想像すること。これが、長く満足できる家具選びにつながりました。

4:将来的に変更可能な仕様にしておく

寝室に置かれたベット

寝室は布団にするか、ベッドにするかで最後まで迷いました。間取り設計当時は子どもたちと一緒に布団で寝ていたけれど、そろそろ別で寝られそうだったからです。

そこで、どちらにも対応できる床仕上げにしておくことに。隣のウォークインクローゼットは布団が収納できるよう押入れサイズの場所を確保しました。

結果的に、子どもたちは子ども部屋で寝るようになり、ダブルベッドを置きました。もし最初から畳など固定的な仕様にしていたら、選択肢が狭まっていたかもしれません。

ベッドに戻ると腰がすごくラクで、床にしておいてよかったと思いました。ウォークインクローゼットは押入れサイズの引き出しを使い、収納場所として活かしています。

家族のライフスタイルは変わります。迷う場所ほど、「あとから変えられる余白」を残しておく。これは住んでから実感した、大切なポイントです。

5:子ども用イスは成長に合わせて見直す

リビングのダイニングテーブルに置かれた椅子

これは最近の話になりますが、入居当初は足置きつきの子ども用チェアを使っていた小学校高学年になった息子たちが「大人と同じイスがいい」と言い出しました。入居4年目に木のイス(上の写真手前側)に買い替えました。

本人たちに選ばせたところ、満足度も高く、座り心地も向上し、集中できるようになりました。子どもたちがつい立ち上がって危険だった足台がなくなり、親も安心。

そもそも、子ども用のイスは「長く使う前提」で大人まで使えるものを購入していましたが、成長に合わせて見直すほうがよいのかも、と感じました。

●唯一の後悔は「ワークスペースのデスク」

ワークスペースに置かれた椅子

一方で少し後悔しているのが、ワークスペースの机。カウンター高さで造作したため、イス選びが難しくて。造作でなく高さを調整できるデスクにしておけばよかったと感じています。

造作は見た目がすっきりしますが、柔軟に対応しにくいこともあります。

家具選びに迷ったら「プロに相談」が安心

リビングに置かれたダイニングテーブル

家具選びは、筆者も悩みすぎて決められなくなったことも。そんなときは、店員さん(プロ)に図面や家づくり中の写真を見せながら相談。空間全体を共有することで、完成後のイメージ違いを防ぐことができました。

もちろん、家具はあとからでも買えます。でも、家づくりの段階で「どんな家具を置きたいか」まで想像しておくことで、間取りや内装とのバランスで悩むことが減ると思います。

・大きな家具は空間との一体感を意識すること
・イスやソファは使い方から逆算すること
・迷う場所には将来の余白を残すこと

5年暮らしてみて、ようやく自信をもって言える家具選びのコツです。