鉄フライパンはどんな調理に向いている?
すべての画像を見る(全4枚)では、鉄のフライパンはどんな料理に向いているのでしょうか。
「鉄のフライパンが得意なのは、食材の表面を高温で焼きつける調理です。たとえばステーキのように、表面をカリッとさせて中に肉汁を閉じ込めるような料理、野菜炒めなど、シャキシャキに仕上げたい料理は大得意。強火でおいしく仕上げたい料理に向いていると言えます」
鉄フライパンは「油を塗って保管」が基本
鉄フライパンを長く使ううえで欠かせないのが、使用後のお手入れ。ポイントは“油をきらさない”ことです。
「鉄のフライパンは、油がなじんでいる状態が理想的。そのため、洗う際は、できれば洗剤を使わず、『ささら』(細く裂いた竹や木を束ねた道具)などで汚れを落としてお湯で流してください。その後、水分を完全に飛ばすために空だきをします」
水気が残っているとサビの原因になるため、しっかり飛ばしてから冷まして収納することがポイント。
「さらに大事に使いたい場合は、キッチンペーパーに油をしみ込ませて、フライパンの内側に薄く塗っておくと長もちします。ただし、油を塗ったまま重ねて収納すると、上のものがベタベタになってしまうので注意が必要です。使用頻度が低い場合は、油を塗ってからビニール袋に入れて密閉保管するのもひとつの方法です」
鉄フライパンで「洗剤を使ってはいけない理由」
鉄フライパンのお手入れでよく聞くのが、「洗剤は使ってはいけない」というルール。それはなぜなのでしょうか。
「洗剤は油分を落とすためのものなので、せっかくなじんだ油膜まで落としてしまいます。そうなると、フライパンは“ただの鉄板”の状態に戻り、サビやすくなってしまうんです」
もし誤って洗剤を使ってしまった場合は、どうすればよいのでしょうか。
「しっかり乾かしたあと、必ず油を塗ってから保管してください。万が一サビが出ても、金属タワシで落として、再度油をなじませれば問題ありません。油を塗って保管することの衛生面も、食用油なので基本的に心配はいりません。次に使う前に軽く洗えば大丈夫ですよ」
鉄フライパンは、少し手間をかけることで、自分だけの調理道具へと育っていきます。日々のメンテナンスを楽しみながら、長くつき合っていきたいですね。

