「転塾」する?しない?
すべての画像を見る(全4枚)最後に、長女のときの話です。ずっとトップクラスにいた彼女は、6年生になるときにクラスが細分化され、上から2つ目のクラスに。本人は大して気にしていませんでした。
なのに私は焦り、頭に「転塾」がよぎりました。塾はトップクラスにいい先生をあてるんじゃないか、と思ったからです。
そこでこっそり別の大手塾の入塾テストを受けさせたところ、驚きました。全然トップクラスに届かない結果だったのです。
というのも、塾はそれぞれにカリキュラムが組まれていて、進度も違います。娘がどこの塾でもトップではないのだという現実と、転塾のリスクに気づきました。
転塾はテキストや進度が変わり、知っている先生や友達がいなくなる。子どもにとってものすごいストレスです。その負担を背負わせてまで変えるメリットが本当にあるのかを考えてほしいです。
クラス替えは“その子の実力に合った丁寧な指導を受けられる”ことがよさだと思います。結局娘はそのまま通塾し、第一志望を変えることなく合格することができました。
大切なのは、「今の環境でなにができるか」を親も子も考えること。塾のせい、先生のせいにしないことです。「大丈夫だよ」と親がまずどっしりと構えることで、子どもの安心感につながります。私はバタバタしてしまいましたが…。
実際にクラスダウンを理由に転塾てして成功した例は、私の周りではいませんでした。
親ができるのは、ポジティブな声かけとご飯の準備だけ
3人の受験をとおしてわかったのは、親がコントロールできることなんて、じつはほとんどないということ。子育て全般がそうです。
・「環境への投資」と割りきって子どもに合った広い視野で学校を選ぶ
・順調なときこそ足元をしっかり見つめる
・うまくいかないときこそ、子どもと塾を信じる
私は受験をしている子どもたちを見るときはいつも、ついその後ろにいる両親に思いを馳せてしまいます。がんばりましたね、と声をかけたくなります。どんな結果になっても、それがその子に用意されたいちばんいい結果だと思って声をかけてあげてほしいです。
