食事で取り入れている「ルーティン」で、食べる時間が充実
すべての画像を見る(全9枚)最近になって食事の際私が取り入れているのは、常に「最初のひと口目は意識して30回は噛(か)む」というルーティンです。
これが思いのほか、空腹のあせる気持ちを落ち着かせ、素材そのものの味をしっかりと感じるきっかけとなり、その後の食事の作法に大きく影響してくる気がしています。
そうそして、この作法が、若い頃とは違った意味で難しくなってきたのも、私にとって今大きな課題となっています。
指先や口元の筋力が落ちることによって生じるだらしなさは、本人自分が意識している以上に年齢を感じさせてしまいます。その影響がいちばん顕著に現れるのが食事の場面だと思うのです。
幼い頃は姿勢を正しなさいとしつけられ、意識をしてきた食事の作法が、大人となればいつの間にかしかる人もいなくなります。そのせいなのか、意外と高齢者のマナーの悪さが目につくようになりました。
他人のフリ見てわが振り直せ。の言葉どおりに、最近私が意識して心がけているルーティンです。
発酵と手間を楽しむ、日々の食卓
何事にも余裕を持って取り組むことが、大人の嗜みと思えば、生活にひと手間、ふた手間かけることも嗜みの1つとなるのでしょう。
食材が発酵する時間を楽しむ暮らしもしかり。最近の私のお気に入りは発酵玄米、発酵ショウガに続き三五八漬けです。
福島県に伝わる麹漬けですが、とても優しい味で、よく噛んで素材の味をゆっくりと楽しむ生活には欠かせないアイテムとなっています。
まな板に向かい素材を丁寧に見つめていると、思いがけずかわいらしい模様を見つけたり、最近では冷蔵庫の卵を手に取るたびに、なんて神秘的で美しいフォルムなのかしらと感動したりしています。
毎日体内で、見事な楕円の殻をつくり産み落とす奇跡。
日々感謝して丁寧にいただく暮らしができれば、きっと豊かな老後を過ごせるのではないかと、今のうちから意識して過ごしていこうと思っています。


