突然のトラブルに苦労することも

※画像はイメージです(画像素材:PIXTA)
※画像はイメージです(画像素材:PIXTA)
すべての画像を見る(全3枚)

下校時間の早さだけでなく、進学と同時に家庭内での役割も大きく変わります。

「宿題の予習・復習や、持ちものチェックなど子どもに関わる時間が格段に増えました。トラブルがあると夕方に学校から連絡が来ることも。夫婦で仕事を調整しながら、対応できる場面はすべて夫に任せています。また4月に小学校の年間行事予定を見ながら、1年分の休暇計画を立てています」(miwaさん・30代後半・公務員)

こうした日常的な負担に加え、予期せぬトラブル対応に追われたという声もあります。

「友達とトラブルが発生した際に、学校と連絡を密にする必要がありました。子ども側、学校側からの話を聞いてようやく全容が見えたことがあり、自分自身フルタイムで働きながら対応するのに苦労しました」(かつらさん・40代後半・パート・アルバイト)

PTAは平等であるべき?

親同士のかかわり方や役割分担に悩む声も少なくありません。

「PTAは『平等に』ということでフルタイムでも容赦なく回ってきます。働いていない保護者との間に距離を感じることもあり、大変でした。卒業したときは『やっと解放される』とうれしかったです」(たっちんさん・50代前半・パート/アルバイト)

「最近のPTAは男性の参加も増え、分担自体は進んでいると感じます。ただその一方で、集まる時間の調整がすごく大変でした。働き方によっても時間の使い方が違うことを痛感しました」(ESSEフレンズエディター 大熊江美子さん・40代後半・自営業)

今回のアンケートから、授業参観やPTAなど、小学校入学を機に親の負担が一気に増える実態が浮かび上がりました。働き方など家庭の状況が多様化するなかで、学校行事のあり方や制度面の見直しが、これからますます求められていくでしょう。