かさばる洗濯物を減らし、家事の手間ももののスペースもすっきりさせるアイデアについて紹介します。家族5人暮らしで「身軽な暮らし」を目指すESSEフレンズエディター、青村怜子さん(40代)のケースです。ここでは、バスタオルをやめ、フェイスタオルにきり替えた青村さんが感じたメリットと、フェイスタオルでも快適に暮らす生活の工夫について語ります。
すべての画像を見る(全4枚)当たり前と思い込んでいた「バスタオル」をやめた
以前は、ピンチハンガーを使って浴室乾燥機で乾かしていました。
数年前までお風呂上がりに体をふくものといえば、バスタオル以外に考えられませんでした。
しかし、5人家族でただでさえ洗濯物の量が多いところに、かさばるバスタオルが加わると、1日何度も洗濯機を回すのでひと苦労。干す場所も必要になり、とくに冬場はなかなか乾かないのが悩みでした。
家族分の枚数を持つと、かなりのボリュームになるので、収納場所に入りきらないという悩みも。
そんなとき、なんの疑いもなく使っていたバスタオル、じつは「フェイスタオル」で代用できるのでは? と思いたち、家族に提案しました。了承を得て、実験的にバスタオルは予備として、別の場所に保管しながら、フェイスタオルに移行してみることに。
結局、バスタオルを使うことなく、家族もすんなり慣れてくれ、かれこれ5年が経過しました。
今では、髪が長く1枚でふききれないときはもう1枚使うなど、家族がそれぞれ臨機応変に対応しています。
わが家では、お風呂上がりのタオルと洗面所の手ふきタオルはわけていないため、15枚と数は多めにもつことにして、“たりないかも”という不安は感じていません。
たたまない収納で、想像以上にラクに!
バスタオルをフェイスタオルに替えてから3年ほどは、1枚1枚ふっくらするようにシワをのばす→干す→乾いたものをきれいに畳んで収納、という手順でした。
フェイスタオルは、バスタオルを干す作業にくらべると、大きさや重さがコンパクトなので、格段に干しやすく、乾きやすくなりました。ですが、それでもそれなりに労力と時間がかかっていました。
そんなとき、家族が、干しているタオルから使う姿を目撃。こだわってきれいに収納しているのは自分だけだったのか! と衝撃を受けました。
そこで、こだわりはいったん捨てて、まずはたたむことをやめて、大きめのカゴにポイッと入れるだけにしてみました。
最初はホテルのようにきれいにそろえたい! と思うこともありましたが、1週間ほどですっかり慣れて想像以上にラクになりました。今振り返れば、なぜあんなにタオルをたたむことにこだわってがんばっていたのか…と、不思議なほどです。
フェイスタオルは面積が小さいので、バスタオルにくらべると、収納スペースも小さくすみ、シワもそれほど気になりません。
2年前からは洗濯乾燥機を使い始めたので、干す&取り込み作業がほとんどなくなり、さらにラクになりました。
乾いたものをカゴにそのまま入れるだけなので、大幅に時短になり、家事の負担も軽減し、時間にゆとりができました。
余談ですが、ピンチハンガーをひとつ使わなくなったことにより、洗面所がすっきり広くなったのは、うれしい副産物です。


