大掃除前に取り入れたい、短時間で片付けの効果を実感できる方法を紹介します。20年汚部屋で暮らした片付け収納スペシャリストのおさくさん(30代、3児の母)が気づいたのは、収納の見直しや配置換えよりも先に「そこにあるのが当たり前になっていたもの」を片付けること。年末に片付けておきたいものについて、詳しく教えていただきました。
すべての画像を見る(全4枚)20年汚部屋だった私が気づいた、大掃除前に片付けたいもの
年末になると「大掃除しなきゃ」とあせってしまいますが、収納の見直しや家具の配置換えをする前にまずやりたいのが、“ずっとそこにあるのが当たり前になっていたもの”をどかすことです。
なにが散らかりの原因なのかを見つけるところから始めれば、部屋は驚くほどスッキリします。
「年末に片付けておきたいもの」5つ
散らかりの原因になりやすいものを5つ紹介します。
●1:置きっぱなしの紙類
郵便物、学校プリント、取扱説明書、レシートなど、「あとで見よう」と思って置いた紙類が積み重なってテーブルやカウンターを占領していませんか?
私が実践しているのは、郵便物は置かずに即開封すること。ゴミ箱の近くにハサミを置いてあけた瞬間にいるもの・いらないものを仕分けています。必要な書類は専用ボックスに1つにまとめておけばすぐに片付きます。
●2:使っていないのにずっと置いてあるもの
キッチンカウンターの調味料、リビングの棚のホコリをかぶったインテリア、洗面台に並んでいるだけの化粧品…。見慣れすぎて「そこにあることを忘れてしまっているもの」がじつは部屋を圧迫しています。
片付けのコツは「これ今週使った?」と3秒で判断すること。使っていないなら元に戻すか、処分します。インテリアや飾りもホコリを被るなら、「本当に好きか?」を問い直すのがおすすめです。
●3:絡まりがちな充電アイテム
スマホ、タブレット、ゲーム機などに使う充電器は、家族それぞれが自由に使うため、コードも機器もリビングに散らかりやすくなります。わが家では充電ステーションを1か所に決めて、散乱を予防。コードはボックスで隠すと生活感が一気に減ります。
●4:定位置のないバッグや上着
帰宅後に置いたバッグや上着がそのまま定位置化して、床やソファに置きっぱなしになっていませんか? バッグには、帰宅後に毎回同じ場所へ戻せる「住所」を用意してあげるのがおすすめです。
玄関近くか、リビング手前に専用フックを設置して床やソファに“置かないルール”をつくるだけで散らかりにくくなります。
●5:定位置迷子になっている細かい日用品
薬・文房具・リモコンなど、毎日使うものも、住所が決まっていないと“なんとなく置いた場所”がそのまま定着してゴチャついてしまいます。
わが家は引き出しにラベリングをして、家族全員が戻す場所をひと目でわかるようにして散らかりを予防してます。探す時間が減ってテーブルの上がスッキリ。


