Voicy配信で自分の考えを整理。退職のきっかけにも

voicyを聞いているスマホ
尾石さんのvoicy配信一覧
すべての画像を見る(全3枚)

当時、第2子がまだ1~2歳で保育園に行き始めたばかりで、自分を優先することに罪悪感を持っていた尾石さん。「忙しいから」「時間がないから」と自分をあと回しにしがちな時期に、どのような考えを発信していたのでしょうか。

「話していた内容は『3か月ほど前の自分が知っておくとラクだった』ことや、『時間や思考のゆとりをつくるために視野に入れたい』こと。過去の自分に聞かせるような形で話していました」

そんなVoicy配信は、2020年に会社を辞める大きな決断に影響しました。

「『家族のために仕事を辞めない』、『子どものためにこうする』。そういった枠組みを一度外し、考えを整理するために、音声配信はすごく役立ったと思います」

現状を変えたいなら「書く・話す」で自己理解を深める

尾石さんの書籍
著書『からまる毎日のほぐし方』(扶桑社刊)

母や妻などの役割ではなく、自分はどうしたいのか。そう考えて行動に移したいけれど、一歩を踏み出せない方も多いと思います。そんなときは、自分が毎日どんなことを考えて、なにを思って生きているのか、アウトプットするのがおすすめだといいます。

「私の場合は話すことが、好きなことや働き方、生き方を見直すきっかけになりました。話すうちに自己理解が深まり、行動せざるを得なくなった感じです。毎日アウトプットをしていると、自分がもつ問題意識やアンテナが見えてきて、だんだん内面が見えてきます。今すぐ歩み出せない方は、まだタイミングではないのかもしれません。ですから、先に自分を知ることから始めてみるとよいのではないでしょうか」

今の考えをアウトプットすることが、自分を理解し、次のステップに進むための大きな力になるかもしれません。皆さんも自分の気持ちを書き出したり、誰かに話してみる機会をつくってみてはどうでしょうか。

※ この記事は2025年4月にvoicyチャンネル「明日のわたし研究所 by ESSE」で放送した内容を再編集して記事化しています

 ESSEのvoicyチャンネル「明日のわたし研究所 by ESSE」放送中!

※ voicyサイトに移動します

からまる毎日のほぐし方

からまる毎日のほぐし方

Amazonで見る