実親や義親との暮らし方はなかなか人には聞きにくいもの。そこで、ESSE読者273人を対象にアンケートを行いました(2025年10月下旬に読者組織向けアンケート実施)。親と同居している人や、過去に同居していた人たちの声から、適度な距離の保ち方やちょっとした不満はもちろん、一緒に暮らして助かったことも深掘りしました。
すべての画像を見る(全4枚)今の時代、親との同居生活はどう過ごす?
過去に実両親や義両親と同居、また近居の経験がある場合も含めてアンケートをとったところ、「同居している」と回答した人は1割程度にとどまりました。
そのなかで、同居してみてよかったと思っている人は約半数という結果に。メリット・デメリットのバランスは拮抗しているようです。
一緒に暮らすなかで「助けられていること」や、「ちょっとした不満」にもフォーカスしながら、実親や義親との同居生活をしている人の本音を深掘りしてみました。
家事や育児を分担できてありがたい!
同居のメリットは、なにより気軽に家事や育児の助け合いができるところ。外での用事や仕事中に子どもの面倒を見てくれるほか、生活費なども分担でき、暮らしがラクになった方が多いようです。
●ワーママにとっては強い味方!
1階と2階に住み分けする形で義両親とお住まいのまつごろうさん(40代・パート・アルバイト)。同居は13年目で、働く主婦にとってはメリットが多いようです。
「仕事中、子どもが体調不良となり早退連絡があったときに助けてもらえたり、炊いたご飯が少しだけたりなかったときに分けてもらえたり、ゴミを出してもらったりも」
●緊急時のサポートが手厚い
「家族のだれかが病気などで倒れていたとき、ワンオペだと本当に困ると思うのですが、わが家は大家族なので助け合いができていると思います」(たいたいさん・50代・パート・アルバイト)
息抜きできる場所がない…思わぬデメリットも
一方、距離感が近すぎるゆえに自室以外でくつろげる場所がなかったり、常に子育ての様子を監視されているような不安感を覚えることもあるそう。
●常に監視されているような息苦しさも
義母、義妹との同居をしているみいなさん(40代・パート・アルバイト)。お子さんと祖母が仲よしなのはうれしい一方で、みいなさん自身は「自由に外出したり、人を家に呼べない。常に監視されているよう」と息苦しさも感じているといいます。
また、「いきなり子育てに口を出してきたり、子どもにアイスを毎日与えてしまう」ふるまいにストレスも感じているのだとか。
「5歳の息子はアイスを日常的に食べるクセがついてしまって、1日2〜3個食べる。私がいると隠れて食べるようになってしまった」
●家事や調べものなどを頼られすぎる
玄関だけを共用にした二世帯住宅で、隣に義父母が住んでいるというrenaさん(ESSEフレンズエディター・50代)。同居にはとても満足していますが、気になることも。
「『家電が壊れた』『スマホの使い方がわからない』など頼られることが増えてきました」
これからもっとわからないことが増えるのかなという不安も。頼り頼られという関係性が理想ですよね。


