ケンカはあれど、同居なら「親をサポート」しやすい
同居時の経験は、両親・義両親の年齢によっても変わるもの。同居で親(義親)をサポートしている頃の、よかったことや大変なことも紹介します。
●世間話ができる仲間が増え、イキイキ
すべての画像を見る(全4枚)「兄夫婦が親との同居が難しいとのことだったので、私が面倒をみることにしました」というゴン太さん(40代・パート・アルバイト)。実親とはいえ、考え方が大きく違っており、掃除や片付けの仕方などでケンカになってしまったことも。
「掃除好きな私と、掃除が苦手な実母との間でいつも口論。ささいなことで意見が合わず、私が母のやり方に口出しをすることが増え、お互いストレスがたまっていました」
それでも同居したことで、ちょっとした食事も会話があり幸せそうな雰囲気だったと懐かしむゴン太さん。
「主人と仲よくしてくれて楽しそうでした。家族が増え、はり合いができたようで、病気の父もがんばっていました。『愚痴をこぼせる仲間が増えた、頼れる人が増えた』という感じでした」
●ケンカはあれど、親の様子をチェックできて安心
90歳近い実父との同居しているあっこさん(50代・主婦)は、普段は仲よくしていても、お互いの調子が悪いとケンカになる」と語ります。
「耳が遠い父親との会話がかみ合わず、毎日イライラしています。やはり高齢者と50代の私とではペースが合わないのですが、同居していると気になってしまい、つい口を出してささいなことで大ゲンカ…」
それでも、親の様子を間近でチェックできて安心感が高いのは、同居のいいところ。
「離れているとすごく心配だと思うのですが、わが家では階段を降りた先に父がいるのでとてもラクです」
同じ空間にいるからこそ、よい面も悪い面も見えてくるもの。ですが、大人になってから親と過ごす時間はかけがえのないものだと感じられます。この年末年始は「親との暮らし方」について家族で話し合ってみてはいかがでしょうか?
