旬のリンゴを使った、とっておきの冬おやつはいかがですか? オンラインでオーガニック料理教室「白崎茶会」を主宰する白崎裕子さんに、新刊『白崎茶会 植物生まれのフライパンおやつ』(扶桑社刊)より、リンゴさえあればすぐにつくれる「キャラメルリンゴ」のレシピを教えてもらいました。
※ この記事は『植物生まれのフライパンおやつ』(扶桑社刊)を一部抜粋、再構成のうえ作成しています
微妙なリンゴも大変身。じゅんわり絶品「キャラメルリンゴ」
なんにもないときに、さっとつくれるおやつといえばこれ。おいしいリンゴはもちろん、時間がたって少しモコモコしてしまったリンゴや、甘味や酸味がたりないリンゴでも、おいしいおやつに変身してくれるのが、キャラメルリンゴのうれしいところ。少しのオイルと塩を入れるのがポイントです。
紅玉を使うと、酸味もほどよくシャキッと仕上がりますが、ふじでつくったしんなりした感じも、それはそれでおいしいです。トロトロのツヤツヤを、できたてのうちにどうぞ。
●材料4つでさっとつくれる「キャラメルリンゴ」
【材料(2~3人分)】20cmのフライパンを使用
- リンゴ(紅玉やジョナゴールド) 小3個(約450g)※ふじなど甘味の強いリンゴの場合は、レモン汁小さじ2をふる
- てんさい糖 40g
- 植物油 小さじ1~2
- 塩 ひとつまみ
【つくり方】
(1) リンゴを切る
リンゴは皮をむき、8等分に切る。大きいリンゴの場合は12等分ぐらいにしましょう。
(2) カラメルをつくる
フライパンにてんさい糖と水小さじ2(分量外)を入れて混ぜ、中火にかける。泡がブクブク出るまで混ぜずに待ち、周りから少し焦げて煙が立ってきたら火を止め、フライパンをそっと回して、植物油と塩を加える。
<注意>
フッ素樹脂加工のフライパンではカラメルはつくれません。鉄のフライパンでつくることを推奨していますが、もっていない人は小鍋などを使ってください。
(3) リンゴを焼く
(1)を加え、ヘラでカラメルをからめる。中火にかけ、ときどき上下を返しながら10~15分、好みの状態になるまで加熱する(もし、カラメルが固まってしまってもリンゴから水分が出てくるので、あせらなくて大丈夫)。器に盛り、好みで水きりヨーグルトやアイスを添えたり、シナモンパウダーをふる。
リンゴのさわやかな酸味が、カラメルの甘味を引き立てます。ちょっぴり手を加えるだけで、いつものリンゴが冬のごちそうに早変わりします。
好評発売中の『植物生まれのフライパンおやつ』では、卵・小麦粉・乳製品を使わず、フライパンだけでつくれるおやつをたっぷり紹介しています。アレルギーや食事制限がある人はもちろん、オーブンや専用の道具をもっていないお菓子づくり初心者にもおすすめの1冊です。しっとりケーキやホロホロのクッキー、ドーナツやアイスまで、プラントベースのおやつをお楽しみください。




