老いを感じるほど年を取ってはいないけれど、若い頃との違いが身にしみる40代。「マルサイの惑いっぱなし40代」では、現在45歳、3人の息子と夫と暮らすイラストレーターのマルサイさんが、美容やファッションをはじめとした40代の悩みに、七転八倒しながら向き合っていきます。今回は「歯列矯正」について。

39歳からの歯列矯正
歯並びの悪さに悩んでいたけれど…
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長年コンプレックスだった「歯並び」

こんにちは、マルサイです。突然ですが、皆さんは自分の「歯」に自信がありますか?

私はといえば長年歯並びにコンプレックスを抱いてきました。出っ歯なうえ歯並び全体がガチャガチャしていて、口元にぎゅっと力を入れていないと口が開いてきてしまうので、あごにはいつも梅干しシワが。

それゆえ普通の顔をしているのに「怒ってる?」と聞かれることもしばしば。証明写真や集合写真などに写る自分はたしかに不服そうな表情でした(まじめな顔をしているだけである)。

しかし39歳のときついに歯列矯正をすることを決意しました。この歳で矯正を始める踏んぎりがついたのは、美意識向上…ではなく、切実な「口内トラブル」でした。

39歳、今後の人生のために矯正を決意

ある日、食事中に奥歯が「バキン!!」と音を立てて砕け、あわてて歯医者に駆け込むと衝撃の事実を告げられました。

どうやら私の口内は永久歯に生え変わって以降、前歯の噛(か)み合わせがほぼ機能していなかったらしく、奥歯にかかる負担は相当なものだったらしい。

たしかに奥歯の摩耗っぷりがすさまじく(凹凸がほぼない)、虫歯にもなりやすくて、気づけばほとんどが銀歯という悲しい状態。「見た目の問題以上に、この噛み合わせの悪さのまま生きていくのは限界なのでは…?」そう痛感した私は、矯正歯科の無料診断を予約したのでした。

矯正にかかる費用と期間に驚愕!

矯正歯科での診断結果は、予想通りシビアなものでした。

歯並びの悪さ:かなり悪い部類
費用:最低80万円から
期間:3年半

噛み合わせの悪さは全身の健康にも影響するそうで、これはもうやるしかないと腹をくくりました。

矯正を開始するにあたり、スペースを確保するために歯を4本抜歯することに。過去に親知らずを4本抜いているので、これで合計8本の歯が私の口内から去っていったことになります。

今までよくこの狭いスペースに収まっていたもんだ…と、自分のあごのキャパシティに妙に感心したりもしました。