自分のワードローブに「ときめき」がなくて、服を買いたそうかな? でも、買い過ぎかな? と悩む方は多いのではないでしょうか。ミニマルな暮らしを発信するOdekoさんも「ときめき」を求めて服を買い漁っていた過去があるそうです。そんなOdekoさんが今、どのように「ときめき」とつきあっているのか、伺ってみました。
すべての画像を見る(全4枚)浪費家時代は「ときめき」が買い物の言い訳に
浪費家時代の私は、服を買い過ぎてクローゼットはパンパン。少しくらいは減らした方がいいのかも…と思って「捨て活」に挑戦しました。
・いまいち似合わなかった服
・ちょっとダサいかもと思った服
・流行が過ぎた服
そんな服を10着ほど手放したあと、少しだけすき間のできたクローゼットを見回して、
「ときめきが少ないから、服を買いに行かないと…」と思っていました。
そして、お買いものに出かけて、「ずっとこんな服探してた、やっと出合えた!」と、ちゃっかりお買い上げ。もちろん、直前に手放した服も同じように「やっと出合えた!」と思って買った服ばかりです。
クローゼットが「ときめく服」で埋めつくされたら、どんなにすてきなことでしょう! と思うのですが、浪費家時代の私は「ときめき」という言葉を「買うための言い訳」に使っていたように思います。
「浪費家」と「ときめき」は混ぜるな危険! 今は、この言葉を胸に刻んでいます。
「ときめきの消費期限」はあるものだと受け入れる
青い空を見て、「きれいだな」と思えるのは、心にゆとりがあるときです。
それと同じように、「これだ」と思って買った服を見て、「買ってよかったな」と思えるのは、お金にゆとりがあるとき。
浪費家時代の私は、常にキツキツの資金繰り。それなのに、服を買うのがやめられず、クローゼットを眺めては、「来月の引き落とし」が頭をよぎり、ずど〜んとした気分になっていました。「ときめき」を求めるほど、暮らしぶりは「ときめき」から遠のいていく。今振り返ってみると、そんなふうだったように思います。
すてきな服に出合って、自分のものになって、初めて袖をとおす瞬間は最高なのですが、その瞬間がピークで、時間経過とともにだんだんと、ときめかなくなってくるものだと思います。
「ときめき」にも消費期限はある。そう思って服を選ぶ方が、「ときめき」に左右されず、長く着続けられる服を選べるように思います。
「ときめく服」より「来年も着たい服」。そんなイメージで、今は服を選んでいます。
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