「朝1分シャワー」で加齢臭を抑える
すべての画像を見る(全3枚)朝起きると、自分の枕がなんとなくにおう。洗ったはずの服に袖をとおすと、ほんのりとにおいが残っている…。年齢を重ねると感じる、こうしたにおい。いわゆる「加齢臭」というものです。
加齢臭のにおいは、皮脂に含まれる脂肪酸が分解・酸化されて発生します。とくに「9−ヘキサデセン酸」という脂肪酸が、空気や常在菌に触れることで、加齢臭の原因物質「ノネナール」が生じることがわかっています。
この脂肪酸は加齢とともに増えるため、40代以降の男性に多い傾向がありますが、女性にも起こりうる現象です。
デオドラントスプレーを使うのもいいですが、もっと手軽な方法で防げます。
・朝1分、41℃のシャワーを浴びる
たったこれだけです。皮脂の分泌が多い部分にシャワーを当てるようにすれば、加齢臭の原因となる脂肪酸やノネナールの元を洗い流すことができます。東京ガス都市生活研究所の実験でも、石けんなしでも皮脂量が減り、夕方までにおいが抑えられることが確認されています。
お湯を当てると効果的なのは、汗や皮脂がたまりやすく、加齢臭の発生源となりやすい「額、胸の間、背中の真ん中、わきの下、足の裏」です。ただし、1分を超えて長く浴びると汗をかき始め、かえって皮脂が再分泌されてしまうため逆効果です。短時間ですませることが、加齢臭を撃退するための朝シャワーの最大のポイントです。

