実家の片づけについて、どう考えていますか? ESSEフレンズエディターでライフオーガナイザーの名倉永利子さんは、片づけのプロでありながら、実家の片づけに限っては現在進行形で途中の段階だといいます。うまくいかなかった原因は、親子での対話の難しさ。お母様と一緒に実家のキッチンを片づけたことで見えた解決策について語ります。

足元がすっきりしたキッチン
うまく話し合えなくても大丈夫! 大切な3つのポイント
すべての画像を見る(全4枚)

うまく話し合えなくても大丈夫!大切な3つのポイント

実家の片付けが進まない理由として多いのは、親と円満に話し合うことの難しさ。私と同じ40代の方でも「親子で価値観が大きく違うため、実家の片づけはもめる気がする」という声をよく聞きます。

私が感じたのは、そんな状況でも、まず手を動かしてみること。ここでは、実家の片付けを進めるにあたって大切な3つのポイントについてお伝えします。

1:「親の気持ちと安全」を最優先して、まず行動を

白い食器棚
実家のキッチン食器棚付近はわかりやすく整理整頓

実家の片づけは、事前に家族間で話し合って、思いや目的を共有しておくのが理想的。ですが、話し合いが完璧になるまで待つのではなく、行動することで突破口を探ります。その際、ものを捨てることよりも「親の気持ちと安全」を最優先にしました。

2:親が片づける気になったらチャンス。キッチンから始める安全な場所づくり

コンロ下に生まれた収納空間
実家のキッチンコンロ下にはスペースが

チャンスは「キッチンを片づけたい」と母の方から言い出したこと。その意欲を最大限に活かしつつ、母の理想と安全確保に集中しました。

まず、通路の確保です。母が毎日使うキッチンは、床置きを極力やめ、つまずきによる転倒リスクをなくしました。次に、調理器具は取出しやすい場所に移動。よく使うフライパンや鍋は、高齢の母が立ったままでもサッと手が届く位置へ集約しました。小柄な両親のために、台に乗ったり手を伸ばしたりしないと届かないつり戸棚はあえて使わないようにすることも選択肢に入れてあります。

いるものといらないものを一緒に整理する際は、「こんなものはいらないよね?」「使っているところなんて見たことがないよ」などの否定的なことは言わず、気持ちを尊重しながら進めます。意外と多くのものを手放しましたが、スペースに余裕ができたことで安全なキッチンが完成しました。