1年かけて家を片づけ、今ではシンプルな暮らしを楽しむ整理収納アドバイザーでESSEフレンズエディターのむらさきすいこさんが、片づけをとおして「いったん減らしたけれど、また増やしたもの」と、「片付けたからこそ新たに取りいれたもの」をご紹介。それらを選んだ理由や基準もあわせてお伝えします。

アイテムをご紹介
すっきり暮らしでも「これだけはあえて買いたした!」というアイテムをご紹介
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一度捨てても、不便なら買い直していい

ハンドル式フードチョッパー
ハンドル式フードチョッパー

家を片づけるタイミングで、家電を見直してみました。長年使っていた大きめのトースターが不調だったため、いちど手放してみることに。家電を処分するときにはいつも、「なくても暮らせるか」を試しています。

そこでトースターをなくして、電子レンジのトースト機能を活用してみることに。ところがお弁当づくりとパンを焼くタイミングが重なり、思った以上に不便。結局、トースターを買い直すことにしました。

ただし、以前のサイズではなく、キッチン収納に収まるコンパクトなタイプを選び、使わないときは収納してカウンターの上を広く使えるように工夫しています。

また、「ハンドル式フードチョッパー」も手放したのですが、キーマカレーやミートソースをつくるときに「やっぱりあった方が便利」と感じて買い直しました。

片づけ続けていると、勢いで手放してしまう「片づけハイ」になることもありましたが、生活を効率よく回すための道具は、私にとって必要なものだと実感する機会になりました。

「タオル」は家族の「適正量」を見極め

適正量のタオル
適正量のタオル

「いつか使うかも」とため込んでいたタオルも見直すことに。最低限の枚数を「適正量」として残したのですが、家族からブーイングが起こる事態に。

というのも、不規則な時間に入浴する年頃の息子たちと洗濯のタイミングが合わず、タオル不足が頻発してしまったのです。

そこで「適正量」を見直しました。現在は4人家族でフェイスタオル8枚、バスタオル6枚のちょうどいい量に。

シンプルを追い求めすぎて、家族に負担がかかった苦い経験です。今は、家族に合った「適正量」が大切だと実感しています。