物欲ってどうして次から次へとわいてくるの? 節約をがんばっているはずなのに、ついついムダづかいしてしまう…そんな方は意外と多いのではないでしょうか? ミニマルな暮らしを発信するOdekoさんも、元々は「超」がつくほどの浪費家だったそうですが、今は浪費癖から卒業できたそうです。どうやって浪費癖から抜け出したのか? 詳しく伺いました。

Odekoさん クローゼット
元浪費家ミニマリストのOdekoさんが、「物欲」との戦い方について教えてくれました
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物欲に勝つには「不戦勝」がいちばん!

すっきりクローゼット
浪費癖から抜け出して、服を買う枚数はかなり少なくなりました

年末年始はセールに奔走。春になれば、気分一新のための服を買い、そして夏はまたセールへ。その間に数々のご褒美をはさみつつ、秋になれば上着を買いたし、そしてまた年末年始のセールへ…。暇さえあればスマホを開いて、ファッションやインテリアアカウントのパトロール。

浪費家時代の私はそんな毎日を過ごしていました。

ただ、そんな私でもじつは、年じゅう「節約中」だったのです。

散財しようとして散財していたのではなく、がまんしようとして、がまんしきれず散財…というのが実情でした。

今振り返れば、がまんできなかった理由は一目瞭然。

わざわざセールに行き、わざわざファッションやインテリアの情報収集。欲しいものができてから、がまんしようとしていたからです。

わらび餅
目の前のスイーツ、がまんは不可避(わらび餅がとくに好き)

スイーツを買って、お皿に乗せて、テーブルに並べて…食べない選択なんて、できるわけがありません。

だからこそ、物欲に勝つには「行かない」「知らない」のが最も確実な方法ではないのかと思うようになりました。知らなきゃそもそも欲しくならないし、がまんの必要もありません。

物欲に勝つには「不戦勝」だと気づいたこと。これが、私が浪費家を卒業できたいちばんの理由です。