10月6日スタートの月9ドラマ『絶対零度~情報犯罪緊急捜査~』。主演・沢口靖子さんは、“情報犯罪”の犯人たちを追う刑事・二宮奈美を演じます。フジテレビの連続ドラマで主演を務めるのはじつに35年ぶりだという沢口さんに、奈美の魅力と演技の意気込み、ドラマの見どころを伺いました。
『絶対零度』新シーズン開始:沢口靖子さんインタビュー
2010年から4シリーズにわたって放送された『絶対零度』シリーズ。前作から約5年、シーズン5となる『絶対零度~情報犯罪緊急捜査~』が、10月6日からスタートします。
主演を務めるのは沢口靖子さん。沢口さんがフジテレビの連続ドラマに出演し、主演を務めるのは、『お江戸捕物日記 照姫七変化』以来、じつに35年ぶり。月9枠では初出演です。
「今回、『絶対零度』の新シリーズが始まることと、私にオファーをくださったことの、ダブルの驚きがありました。でも、優れた作品ですので安心して飛び込めると思いましたし、新たな役との出合いがうれしかったです」
「奈美のような人が近くにいたら安心だと思える刑事」
シーズン1ではコールド・ケースと呼ばれる未解決事件、シーズン2では潜入捜査、シーズン3、4では未来の犯罪を予測して捜査する「未然犯罪捜査」の物語を描いてきた『絶対零度』。
今シーズンの舞台は、高度な情報技術を悪用し、国民の生命と財産を脅かす“情報犯罪”の犯人たちを追う捜査機関「情報犯罪特命対策室」(通称・ディクト)。匿名・流動型犯罪(通称・トクリュウ)に代表される特殊詐欺やサイバーテロなど、身近な生活から国家の安全を脅かす大規模犯罪まで、数々の情報犯罪に立ち向かう刑事たちの活躍を描きます。
沢口さんは、生活安全課からディクトに配属された刑事・二宮奈美を演じます。
「奈美は、初対面の人でもすぐに距離を縮められて、どんな人にも親身に寄り添ってくれる人。こんな人が近くにいたら安心だなと思ってもらえるような刑事です。人に対しての瞬時の観察力や記憶力に優れていて、それが捜査に役立つことも。
プロデューサーからは、『罪を憎んで人を憎まずという言葉があるけれど、奈美さんは罪は償うべきだという考えの人であってほしい』と言われました。フレンドリーで人の心を自然と開かせるやわらかさと正義感をもつ奈美を、ナチュラルに演じていきたいと思います」(沢口さん、以下同)