元気なうちに、最低限の家事と食料を確保する

夫が体調を崩した時点ですぐ食料の準備をしました。結果的にこれが大正解でした。

<ストックして助かったもの>

・冷凍うどん、レトルトのおかゆ
・レトルト食品(カレー、丼の具)
・経口補水液やゼリー飲料
・バナナ(双子も一緒に食べられるので便利)

料理をする気力や体力は残っていないので、「温めるだけ」「むく・飲むだけ」の食料は本当に助かりました。

オンライン診察を活用して、緊急時にも対応

今回、病院が閉まっていたお盆期間中にとくに助けられたのが「オンライン診察」でした。普段からオンライン診察を利用していたこともあり、スムーズに使えた点も大きな救いでした。

双子が発熱した際には「子ども医療電話相談事業(#8000)」にも連絡。そこで緊急性はないと判断してもらえたため、まずはオンライン診察で対応。後日、夫の回復と病院の再開に合わせて対面診察を受け、安心できました。

オンライン診察では、スマホから症状を伝えるだけで診察ができ、大人2人分+双子の薬もまとめて処方してもらえました。「いざというとき」にあわてないためにも、日常的にサービスに慣れておくことは大切だと感じました。

病気のときは完璧を目指さない

夫婦同時に体調不良になりながら双子育児を続けるのは、精神的にも体力的にも限界があります。そこで筆者が意識したのは「今日は生き延びるだけで十分」と割りきることでした。

家が散らかっても気にしない、ごはんはレトルトやゼリー飲料でも十分。お風呂に入れられなければぬれタオルで体をふくだけなど。完璧を求めると追いつめられてしまいます。だから、最低限でも回せていれば、それだけで十分だと考えるようにしました。

今回のコロナ感染で学んだことは、

・普段から子どものお世話内容やスケジュールを共有しておくこと
・食料や水分、抗原検査キットをストックしておくこと
・オンライン診察や#8000などのいざというときの相談先を知っておくこと
・完璧を求めず「最低限でOK」と割りきること

どれも大げさな準備ではありませんが、日常に少し取り入れるだけで安心につながります。今回の経験を通じて、改めて「備えと支え合いの大切さ」を強く実感しました。