8月も半ばを過ぎ、なんとなく気持ちが重たくなったり、家の中が散らかってきたり…ということはありませんか? そんなときにおすすめなのが、“がんばらない片付け”です。「片付け=大がかりで面倒なこと」と思われがちですが、じつはほんの少し手を動かすだけで、心までスッと軽くなることも。今回は、3児のママで整理収納アドバイザーの高岡麻里恵さんに、心と暮らしをゆるやかに整える「夏のリセット片付け」を5つ伺いました。
すべての画像を見る(全4枚)1:「全部」をやろうとしないこと
片付けようと思ったとき、あれもこれもと手をつけてしまい、「結局どこも終わらなかった…」と自己嫌悪になった経験はありませんか? そんなときに意識したいのが、片付けにかける時間は、「1か所5分」でいいという感覚です。
今日はテーブルの上だけ、冷蔵庫の扉だけなど、エリアを小さく区ぎって片付けることが続けるコツ。時間を短く区ぎることで「できた!」という達成感が得られやすく、次の行動につながりますよ。
疲れているときほど、「片付けよう!」と大きく構えるのではなく、小さく動いて大きく整える意識を持ってみてくださいね。
2:「見えるところ」を整えるだけでも効果は絶大
まずは自分の「目に入る3か所」だけを整えるだけで、気持ちが大きく変わってきます。
おすすめは、
・ダイニングテーブルの上(書類やオモチャがたまりがち)
・玄関まわり(帰宅後すぐ目に入る場所)
・洗面所(朝の気分を左右する空間)
この3つです。とくに玄関と洗面所は、朝晩の気分に大きく影響する場所です。朝スッキリとした玄関を通るだけで、「よし、今日もがんばろう」と思えることもあるはず。
整える場所は最小限でも、その効果は最大になるかもしれませんよ。
3:子どもと一緒に「お部屋ツアー」で気分転換
子どもがいる夏休みは、片付けたそばから散らかるという現象が頻発しますよね。そんなときは、いっそイベント感覚で一緒にお部屋をまわってみるのがおすすめです。やり方は簡単。
(1) ゴミ袋をひとつ持って、いらないもの探しツアーに出発!
(2) 1部屋ずつまわりながら、「これはまだ使う?」「これはもういいかな?」と声かけ
(3) 最後に、集まったいらないものの山を見て、「これだけ手放せたね!」と拍手
ゲーム感覚で進めることで、片付けがいやなことから楽しいことに変化。そして子どもも、自分で考えて選ぶ力がついていきますよ。