「ひとり時間を楽しむ」方法

バスの上
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私が実践している方法を5つご紹介します。

●1.お気に入りのカフェで席を決める

その席に座るだけで心がほぐれる「自分の定位置」を持つと、安心感が生まれます。

●2.景色や音を意識して味わう

窓の外の日差しの色、通りを歩く犬の足音、カップを置く音、五感で受け取る日常は、ひとり時間が豊かになります。

●3.あえて寄り道を許す

用事のついでに小道へ入る、見つけたベンチでひと休みする、予定外の時間をあえてつくることで、思わぬ空気が身体に流れます。

●4.小さなぜいたくをする

気になっていたチョコを買ってみる、季節の花を一輪だけ飾る、本来なくても生活できるものに意識を向けると、満ちるものを感じ、心が落ち着きます。

●5.SNSにのせない「自分だけの記憶」を持つ

写真や動画に残さず、心の中だけにしまう瞬間。私だけのその時間は、価値がぐっと上がり、気持ちが少し温まります。

年齢を重ねた今だからこそ感じる「ひとり時間の価値」

ターミナル

若い頃、人と一緒に過ごすことばかりが楽しいと思っている時期がありました。でも、50代を過ぎた今、「自分と過ごす時間」も同じくらい価値があると感じています。ひとりでいることは、決して寂しさの証ではありません。

自分を整え、深めるための大切な時間。心が満ちていれば、人にも自然と優しさや余裕があふれ出します。スペインの街で見かけた、「ひとりを誇れる人たち」。その強さとしなやかさは、自分を生きる美しさを教えてくれる風景です。