夏はセールや帰省、レジャーの予定で財布のヒモがゆるみがち。さらに暑さで、片付けや整理整頓のモチベーションも低下しがちです。そんなときは「ものを家に入れすぎないこと」を意識するのがおすすめです。今回は、カナダ在住のブロガー筆子さん(60代)に、日々の暮らしで実践できる4つの工夫を教えてもらいました。一度入ってきたものを手放すのは意外とエネルギーが必要なので、余計なものをもたない習慣を身につけ、よりラクに暮らせるようにしませんか?
1:無料に振り回されない
1つ目の工夫は、お店や街なかで配布されているものを「なんとなく受け取る」のをやめることです。
ショッピングモールやイベント会場などで配られる試供品やノベルティ。「せっかくだし」「タダだから」と、つい受け取ってしまうことありますよね。
日本では景品を使った販売促進が盛んで、新装開店の記念品や誕生月にもらえるキャラクターグッズなど、ちょっとした雑貨を受け取る機会が多いと思います。
こうして手に入れたものの多くは、そもそも必要なかったもの。結局使わずに棚や引き出しの奥に眠ってしまうことが少なくありません。さらに、いざ捨てるとなると「せっかくもらったから…」と意外に手放しにくいもの。
今後は、「使わないなら、最初から受け取らない」と決めませんか。お店の人に申し訳ないと思うかもしれませんが、笑顔で「ありがとうございます。でも大丈夫です」と丁寧に断る勇気を。
また、「お金を払ってでも欲しいか」を基準に考えてみるのもおすすめです。今のタイミングでお金を払ってまで手に入れたいと思えないものは、無料でも受け取らないようにしましょう。
2:100円ショップやコンビニのついで買いを控える
100円ショップやコンビニには、ちょっとした日用品や文房具、小さな収納グッズなどが豊富にそろっているため、買い物のついでに思わずカゴに入れてしまう人も多いかもしれません。しかし、「便利そう」「かわいい」「安いから」といった理由で、必要のない雑貨を買うのはやめませんか。
こうした買い物は予定外の衝動買いで、そのまま不用品になってしまうことも珍しくありません。いくら値段が100円でも、管理や処分の手間は高価なものと変わらないことも。
これからは、すぐに使う予定のあるものだけを買うというルールに。安さではなく、「必要かどうか」で選びましょう。