夫と義母のシニア世代3人で暮らす整理収納アドバイザーの原田さよさん(現在60代)。創意工夫をこらし、暑さがこたえる夏のキッチンでの作業がラクになるようアップデートしたそうです。ここでは、原田さんが実践している快適なキッチンづくりのアイデア3つについて語ります。

リビング
わが家のLDKは東向きで大きな窓が2か所あるため、真夏は早朝から強い日差しが差し込みます
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キッチンの暑さ対策1:日光をカットする

わが家を購入した当初、キッチンが暑いのはカウンターキッチンの中にガスコンロの熱がこもるからだと思っていました。

しかし、7年前に義母と同居するためリフォームをした際、カウンターキッチンは壊して壁つけキッチンにし空間を広げ、ガスコンロはIHコンロに変更したものの、夏のキッチンの暑さはさほど変わらなかったのです。

そこで、2つの大きな窓から差し込でんくる日光がLDK全体を暑くしている可能性に目を向け、日光をカットして室温を上げないようにする対策を行うことにしました。

●遮光カーテンの活用

カーテン

以前は普通の厚手のカーテンだったのを、7年前に断熱遮光カーテンに変えたところ、窓からキッチンに入ってくる日光をかなり遮ることができました。

同居の義母は朝からカーテンを引いて暗くなることを嫌うのですが、なんとか納得してもらい、日光が差し込んでくる時間帯だけは遮光カーテンを閉めて照明をつけています。

●雨戸の活用

わが家には、窓の外にすだれなどの日よけを設置するスペースが十分にはありません。そこでこちらも、日光が強く差し込んでくる時間帯だけ、東側の雨戸を閉めています。

雨戸と遮光カーテンのダブル使いで、窓から入ってくる日光を遮ると、暑さがより軽減されるように感じます。

キッチンの暑さ対策2:エアコン&扇風機で空気を循環

エアコン

以前、業者にエアコンの掃除を依頼したときに教えてもらったのが、エアコンと扇風機を併用して部屋を涼しくする方法でした。たしかにエアコンと扇風機をいっしょに使うと、冷気がLDK全体に行き渡り、キッチンで調理をしていてもラクに感じます。