2:腎不全になる場合も。デリケートゾーンのケアは必須
女性の場合、避難生活のストレスからおりものが増えがち。それだけでも不快ですが、清潔を保てないことでさまざまな病気のリスクが。
「たとえば、膀胱炎になって、そこから腎盂腎炎を発症。体調が悪いのに人に言えず慢性化して、透析が必要になるまで悪化してしまうケースも」
●水が使えなくてもペットボトルシャワーで洗浄を
すべての画像を見る(全7枚)陰部は濡れタオルなどでの清拭(せいしき)だけではすっきりしません。
「ペットボトルに水を入れ、穴をひとつあけたキャップをつければ簡易ウォシュレットになります」
ペットボトルのキャップにキリなどで穴をあけるだけ。辻さんは主要メーカーのキャップを複数、常に携帯。
●デリケートゾーンに使える天然由来のボディミスト
殺菌剤やアルコール不使用。ボディや髪、デリケートゾーンに使えるミストで、においケアと保湿ができる。シトラスシャワーの香り。
「アミノ酸の消臭技術から生まれた商品だそうで効果も実感できます」
3:被災地は想像を絶するにおいが!香りでストレス緩和がマスト
「ニュース映像では絶対に伝わりませんが、被災地ではにおいのストレスがすごい」と辻さん。
「人は五感を傷つけられると、生きる希望が損なわれます。心を癒やしてくれるお気に入りの香りを備えて」
●汚れ落ち抜群のクリーナー。ペットのにおい対策にも
洗浄・消臭・除菌の3機能を備えた、成分のほとんどが水のマルチクリーナー。普段の掃除から汗臭消し、ペットの体ふきや糞尿のあと始末にも。化学添加物不使用。
●好きなアロマオイルや柔軟剤、お茶の香りも有効
女性や子どもはスイートオレンジ、男性はバニラ系を好む傾向がありますが、自分の好みの香りでOK。
「平時から『この香りで気持ちが落ち着く』という習慣をつけておくといいですよ」
『最強防災マニュアル2025年版』(別冊ESSE)は発売中。被災後の健康ケアのほか、辻さんが準備している防災ポーチ・防災リュックの中身、気軽に実践できる地震対策など、今知りたい情報がたくさん紹介されています。ぜひチェックしてみてくださいね。
