工夫1:和室の隣にウォークインクローゼットを設置

ウォークインクローゼット
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和室の多様な使い方が可能になったのは、隣接するウォークインクローゼットのおかげです。和室とリビングの両方から出入りでき、4畳半ほどの広さがあります。

かなり広めに確保したので、家族の衣類のほか、子どもたちのオモチャなども置けるようになっています。昼間に遊んだオモチャは、夜には隣のウォークインクローゼットにしまいこむことで押入れの布団を敷ける、というわけです。

そのため、9歳の長男、6歳の二男に布団を敷く前のオモチャのお片付けを依頼。2人とも張りきってやってくれています。このまま片付けの習慣が身につけばいいなと目論(もくろ)んでいます。

工夫2:コンセントを設置して多様な使い方を実現

和室のコンセント

ちょっと先のことになりますが、私たち夫婦の老後のことも考え、介護のため、ベッドを和室に置けるようにとも考えました。LDKのすぐそばなので、家族同士がコミュニケーションをとりやすいというメリットもあります。

和室なら高齢者によく起こりがちな「ベッドから転落して骨折」というような大ケガも起こりづらいと考えました。

じつは、浴室や洗面室などの水回りも1階に配しました。足腰が弱ってきたら階段を上がり降りすることなく、平屋のように暮らせるようにするためです。

そこで和室のコンセントも将来、ベッドを置くことを想定した配置にしています。ベッドに横になったまま、ノートパソコンやスマホを使えたら便利ですしね。

近年こうした電源・コンセントは、どの部屋にも用意しているかもしれませんが、実際に使うときのことを考えて、設置する位置、高さ、コンセントの口数などを調整することをおすすめします。