●4:まとめてやる場合は24時間~1週間以内に終わらせる

一方で、郵便物のように、あとでまとめて処理したほうが効率的なものもあります。その場合は、郵便物を置く場所(トレイなど)にまとめておき、その日のうちか、遅くとも1週間以内に片付けるといいでしょう。

私は、ワゴンの隣に置いてある高さ1メートルぐらいのカラーボックス(書棚代わり)の上に、郵便物や書類を置いておき、毎週水曜日に整理。水曜日は「あと回しにしていたことを片付ける日」と決めています。

●5:不用品はできるだけ捨てる

ものが多いと、処理をあと回しにしやすいです。そのため、必要なものだけをもつように心がけましょう。

たとえば、衣類がたくさんあれば、洗濯をあと回しにしても困らないので、ランドリーボックスには汚れ物、部屋の片隅には取り込んだ洗濯ものがたまりやすくなります。これは食器も同様です。

反対に、数が少ない場合は、それを洗って使うしかないので、片付けるサイクルが短くなります。あと回しがクセになっている人ほど、同じ用途のものがいくつもあると、その状態が続いてしまいます。

●6:楽しくできる工夫をして終わらせる

処理に15分ぐらいかかるあと片付けは自分なりに楽しくできる工夫をしましょう。

私は毎週金曜日に食料品を届けてもらっていますが、届いたものを冷蔵庫やパントリーに入れるのは数秒ではできません。数が多いし、野菜を取り出し、袋の口を切ったり、アボカドやフルーツにはってあるシールを取ったりする作業があるからです。

このような作業は、「今から全部終わらせる」と決めて、たいてい音楽を聞きながら行っています。ほかにも日当たりのいい気持ちのいい場所でやるとか、好きなアロマを焚いて片付けるといった工夫ができます。

今やる方があとでやるより断然ラク

すぐにする片付けを、「めんどくさいこと」と思わず、未来の自分へのプレゼントだと思ってください。

どんなことも、ためるより、すぐにやってしまった方が物理的にラクですし、余裕をもって取り組むことができます。なにかをためていると、気分が重くなってきますよね。

時間にしてほんの数秒の小さな行動の積み重ねが、日々のストレスを減らしてくれます。自分のためにも、今すぐ片付けるようにしましょう。