断水時にも使える災害用トイレの準備
被災時に困ることのひとつがトイレ。停電や断水になってトイレが使えなくなることを想定して、災害用トイレを用意しておきましょう。
「家族全員1か月分を想定して。ものによっては凝固時間が短く、長期の避難生活で元に戻ってしまうものあるので注意が必要です」
格安で快適な災害用トイレのつくり方
すべての画像を見る(全8枚)使用するもの
・ゴミ袋(45L) 2枚
・ペットシーツ(レギュラーサイズ) 1枚
・ちぎった新聞紙(1枚程度)
(1) 便座を上げて、ゴミ袋を二重にして便器にかぶせる。
※ 使用後は下のゴミ袋はつけたまま、上のゴミ袋のみ交換。
(2) ペットシーツの吸水面が外側になるよう二つ折りにする。ペットシーツは200枚入りで2000円前後で購入可能なものも。
(3) ペットシーツの中央に小さなくぼみをつくって便器に設置すると、排泄物をしっかりキャッチしてくれる。
(4) (3)の上にちぎった新聞紙をひとつかみ入れる。吸水と消臭のダブル効果に加え、排泄物の目隠し用にもなる。
(5) 便座を下ろせば完成。いつもどおり便座に座り、用をたすことができる。安いペットシーツを使えば100円前後で作成可能。
●用をたしたら…
上のゴミ袋だけを外して口を結ぶ。ビニールの余った部分をひっくり返して縛れば二重に。
辻さんも監修に携わっている『最強防災マニュアル2025年版』(別冊ESSE)は現在発売中。災害用トイレの使い方のほか、停電時の対処法や避難所生活での備えなど、いざというときに役立つ情報がたっぷり掲載されています。ぜひチェックしてみてくださいね。
