50代は体力の衰えを実感し、働き方や暮らし方が変わるタイミングでもあります。50代の夫婦ふたりで生活するミニマリストのブロガー・本多めぐさんは、変化に合わせて「家事や細かいルール」を見直し、満足度が上がったそう。そんな本多さんに、家事負担が減ったルールづくりを3つ伺いました。
すべての画像を見る(全4枚)働き盛りを終え、50代夫婦が暮らしやすいルールに
働き盛りの30代・40代の頃、夫は多忙で家事まで気を回すゆとりはなく、私も家事を担うことが当たり前のように思っていました。しかし、夫婦ともに50代になって落ち着いてきたので、改めて「自分でできることは自分でする」感覚で分担するように。本格的な家事シェアではないですが、お互い負荷がかからない範囲の生活スタイルになっていきました。
そんな双方在宅ワーカーのわが家がやっている、無理しないルールを3つ紹介します。
1:ポットを自室に置き、お茶はセルフサービス
以前は飲み物すべてを私が準備していました。朝はコーヒーを注ぎ、日中はお茶を2人分いれたり、夏場は麦茶を持って行ったり。若い頃はそれでよかったのですが、お互い50歳を過ぎて、マメに飲み物を準備するのがおっくうになってきました。
また、夫も「自身で準備したほうが、遠慮せずに好きなものを好きなタイミングで飲めて都合がよい」とのこと。聞いてみると「飲み物を入れる時間」が気分転換になっているようでした。
そこで、夫がいつでも飲み物を用意できるよう、彼の部屋にポットを常置。仕事中のひと息つくタイミングでアツアツのお茶をいれられるので、以前よりも快適になったそう。また夜中でも気軽に使えるので、リビングに行く手間が省けて都合がよいと好評! ポットを置いてお互いによい結果になりました。
2:食事は自分で調達。自炊をがんばりすぎない
夫が自分の食べたいものをひんぱんに買ってくるようになりました。きっかけはコロナでの外出自粛です。3食の準備は大変だからと、外出のついでにコンビニのお弁当や総菜を買って帰るようになりました。
結婚後はずっと私が食事をつくっていましたが、料理好きなので不満はなかったのです。しかしやはり総菜があると負担が減るので、助かっています。
夫は自分が買ってくることで食べたいものを食べられ、目先も変わるので満足している様子。今でも週に数回は総菜などを買ってきます。最近のコンビニフードや冷凍食品はクオリティが高く、想像以上においしくて新鮮な驚きもありました。