YouTubeの収益は小さくても「幸せ」をくれる
「ユーチューバーって儲かるんでしょ?」
私がYouTubeをやっていると話すと、よく聞かれるのがこの質問です。私もYouTubeを始める前は、そう思っていました。
実際はというと、私の場合、チャンネルを開設して1年半ほどたった頃から収益が出るようになりましたが、多いときでも「ちょっとおしゃれな店で数回食事を楽しめるくらいの額」、といったところでしょうか。
動画づくりにかけている時間を考えたら、ものすご~くコスパは悪いと思います。もし私が、「YouTubeの収益で生計を立てるぞ!」と思っていたらやめていたんじゃないかな。
だけど私は、この金額でも大満足なんです。なぜなら、私にとっては自分の手でお金が稼げること自体がうれしいこと。ずっと夢見ていたことなんです。
●ずっと自分の手で収入を得たかった
出産を機に仕事をやめて以来、私はお金を稼ぐこととは無縁の生活を送っていました。子育てに専念する生活はとても充実していました。けれど心の片隅に、いつか自分の手で収入を得たいという思いも、ずっともち続けていたんです。
その夢がまさかこんな形で実現するとは。人生っておもしろいものですね。
以前なら、高いからとあきらめていた少し高級なお菓子を買ったり、家族と食事に行ったり。お金の使い道はそんなプチ贅沢をするくらいだけど、自分の稼いだお金でなにかを買うたびに、喜びを感じています。
YouTubeの収益は少ないけれど、私に大きな幸せをくれる存在。動画作成の励みにもなっています。
ライフさんの著書『元専業主婦・今ユーチューバー 64歳、やめて捨てたら手に入った、幸せな暮らし』(扶桑社刊)は発売中。体力や気力をキープする工夫のほか、おしゃれの引き算、憧れのすっきり暮らしなど、ライフさんの身軽な生き方を多数ご紹介しています。
