「集中力がなくて仕事や家事が進まない」「体力が1日もたない」「一度イライラすると止まらない」などなど…更年期の不調に時間を奪われて、日々の予定がこなせない。そんな悩みに向き合うヒントを、産婦人科専門医・高尾美穂先生に伺いました。
すべての画像を見る(全4枚)更年期は、もっとラクしていいんです!
心と体にさまざまな不調が現れる更年期。その影響で家事や仕事がうまく回らないという悩みを抱えているものの、我慢してしまう人が少なくないと、高尾美穂先生は指摘します。
「更年期は命に関わる病気ではないから、つらくてもなかなか声を上げづらい。でも生活習慣を見直せば体調はよくなるし、医療に頼るという方法もあります。調子が悪いならそれに対してできることを探してみる。そして試してみる。そういった意識をもつことで、心と体がラクになり、パフォーマンスが向上。時間のショートカットにつながっていくはずです」
更年期の心と体に効く!高尾先生からのアドバイス
更年期の3つの悩みを高尾先生が回答します。
●お悩み1:家事がしんどいけど、家族にお願いして嫌な顔をされるのも面倒
未来をラクにするために、時には思いきることも必要!
「家事は、その恩恵を受けるすべての人が関わってよいもの。『母親がやって当たり前』と思っている家族に理解してもらうのは大変だけど、言わなければなにも変わりません。未来の自分をラクにするために、ぜひ家族に話してみて」
●お悩み2:家事をしても感謝されず、家族に毎日イライラ...
「私すごくない!?」と家族にアピールしましょう!
「毎日快適に生活できるありがたさに家族が気づかないのは、それが当たり前だと思っているから。プラス、こちらのアピール不足という一面も。成果を知ってもらうには、そう仕向けるのも大事。時には『すごいでしょ!』とアピールしてみて」
●お悩み3:とにかくやる気が起きなくて、時間だけが過ぎてしまう
更年期はまだ人生の半ば。うつうつしていては時間がもったいない!
「更年期というと人生の下り坂に差しかかったように思われるけど、まだまだ社会の中心にいると思っていい。生活習慣を見直すなど、できることからトライしてみて。不調にばかりとらわれて、自分をいかさないのはもったいないですよ」
発売中のESSE4月号では、その他にも、更年期を快適に過ごすためのアドバイスが満載。家事に仕事に忙しい日々をごきげんに過ごせる「時間術」を、双子の母で経営者のOURHOME主宰・Emiさんに教えてもらうコーナーも。
これを読めば、きっと時間上手に一歩近づくはず! ぜひチェックしてくださいね。
