現在の仕事の満足度は90点。その大きな魅力とは?

「転職はいつも『やってみよう』と思うと、タイミングよく知人から紹介されることが多いんです」と語るA子さん。ハウスクリーニングの仕事は一昨年に辞め、次を考えていたところ、現在の在宅勤務のお仕事(キャリアスクールの事務)を紹介してもらったそう。

勤務開始から約2年となる今、満足度や気になる収入について聞きました。

「現在の収入は時給換算なので変動があり、月3~5万円程度の範囲です。総合的な働き方に対する満足度は90点といったところでしょうか。自由度が高くシフト制ではないため、自分のペースで働けることがなによりの魅力だと感じています。

たりない10点は、まだスキル不足を感じていたり、もう少しだけ好きをかなえる仕事をしてみたりしたいなどの気持ちからです。でも、事務局の業務をしていると、参加者から『リマインドメールありがとうございます』と感謝をされることがあります。私としては”取り立てババア”みたいに思われてるんじゃないかと気になっていたんですが(笑)。そういう反応だけでもうれしく感じますね」

働くことで、社会のつながりを持ち続けられるのもモチベーションに

乾杯シーン
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A子さんにとって、社会とのつながりをもち続けられることも、働くモチベーションになっているようです。同時に、子どもがこれから大学生となり、子育ての卒業目前となるため、やりがいや収入の面でも、もうひとつ仕事を増やすことも考え始めています。

「やっぱり、自分の自由になるお金があるとラクだなと思うので、もうひとつ仕事を増やすことも、今後は考えようと思っています。その場合も、できれば在宅勤務を探すつもりです。自宅でできる仕事こそ、時間を効率よく使えると感じているからです。

在宅勤務の魅力は、家にいるから仕事の合間に家事を片付けたり、ちょっと出かけたりする時間がつくれることです。今は、あいた時間に昔の友人と会う機会も増えてきました。仕事とプライベートのバランスを取りながら、無理なく続けられる働き方を今後も大切にしたいですね」

最初こそ、在宅勤務という働き方は戸惑いを感じながらのスタートだったと語るA子さん。今では仕事を通して、新しいことを学ぶ楽しさも感じられるようになっています。ライフステージによって働き方を変えていったA子さんの選択は、多くの40代・50代女性にとってヒントになるのではないでしょうか。