普段の服装でエクササイズ効果を高めるコツ2つ
買い物をしながらのウォーキングでも、姿勢や歩き方を意識するだけで、エクササイズ効果が大きく変わります。次のようなポイントを意識して歩いてみましょう。
●1:バッグを持っていてもデコルテを開く
すべての画像を見る(全5枚)首筋から胸の上部はデコルテと呼ばれています。私はウォーキングレッスンのときに「デコルテまでが顔だと思って歩きましょう!」と呼びかけていますが、バッグを持っていても猫背にならないようにデコルテを開く意識で歩くと、美しい姿勢をキープしやすいです。
バッグは手提げでも肩かけでも構いません。手提げの場合は、手の人差し指側ではなく小指側で持つと、よりデコルテが開きやすいです。また、片方に重心が偏らず一見体によさそうなリュックですが、後ろにずり落ちないように知らず知らずのうちに巻き肩になりがちなので、注意が必要です。
どんなバッグを持つ場合でも、「デコルテまで顔」を合言葉によい姿勢をキープして歩いてみてください。
●2:ヒールに体重を乗せて歩く
パンプスなどのヒールが高い靴を履いた場合、前のめりな姿勢でヒザを曲げて歩いてしまう人が多いです。
つま先に体重を乗せて歩くのではなく、ヒールの真上にあるかかと側にも体重を乗せて、足裏全体で歩くことを心がけてみてください。それだけでお腹の奥にあるインナーマッスルに力が入り、ヒザを曲げずに歩くことができるようになるはずです。
「少し遠回りして歩く」ことから始めてみよう
ウォーキングは「続けること」がなによりも大切だと私は考えています。まずは、次の買い物の際に「少し遠回りして歩く」ことから始めてみましょう。
いつもの買い物の前にモール内を一周歩いてみるなど、売り場に直行していたのを“あえて”遠回りしてみるだけでも違います。その際、「次の角まで早歩き」「次はバッグを持つ手を変えてみる」など、ゲーム感覚で目標を決めて歩くと飽きずに続けられると思います。
モールウォーキングの唯一のデメリットは、すてきなものを見つけてつい無駄遣いをしてしまう可能性があること(笑)。その点だけは気をつけて、楽しみながら健康のための新習慣を試してみてください。