何歳になっても、進化していける自分でありたい
プライベートでも仕事でも、頼れる人たちの支えがあるからこそ、大好きな歌に専念できていると話す森山さん。昨年夏、ニューヨークへ“短期留学”をした際も、人とのつながりに助けられたそう。
「ニューヨークへ行ったのは、ジャズアルバム『Life Is Beautiful』の制作に向けて、歌のレッスンを受けるため。アルバムのプロデュースを担当してくれた大江千里さんが、どの先生からなにを学べばいいか、いろいろと考えてお膳立てをしてくださって。
声については私なりに学んできたつもりでしたけど、現代のジャズの歌唱法となるとまた全然違うんですよね。先生たちから教わった発声法やリズムを帰国後のコンサートにも生かすことができて、自分の歌が進化していくのを感じました」
何歳になっても、自分には成長できる“伸びしろ”があると感じられたことも大きな自信に。
「まだまだ音域を広げていきたいし、新しい歌い方にもどんどんチャレンジしたい。そういう活力を持ち続けていないと、人生はつまらないですから。でも、こうして長くステージに立って挑戦していけるのは、周りの助けがあってこそ。安心して気持ちを委ねられる家族や仲間がいることは本当にありがたいな、と日々実感しています」