「今年こそは家計簿をつけよう」と思っても、やる気がなかなか続かないと悩む方も多いのではないでしょうか。そこで、15年間続いているという「家計管理のコツ」を、節約やものをもたない暮らしについて発信する50代ブロガーの本多めぐさんに伺いました。
すべての画像を見る(全4枚)レシート仕分けをやめ、「毎月15分」で家計管理
私は家計簿を15年つけています。レシートを貼るだけのタイプや、○○式家計簿など、いろいろな家計簿を試しては続かず、試行錯誤をしてシンプルな形に落ち着きました。その結果、日々のレシート仕分けは手放し「月末にまとめて1回15分」だけ記入しています。
私はお金の専門家ではありませんが、この家計簿のおかげでムダ遣いを減らし、シンプルな暮らしを維持できていると感じています。
家計簿をつける目的は「お金の流れ」を管理すること
そもそも家計簿をつける目的とはなんでしょう? 私は「お金の流れを管理してムダな出費をなくし、満足するお金の使い方に近づけるため」と考えています。そのため、出費すべてを詳しく管理する必要はなく、把握したい部分だけに絞った記録と見直しができればOKと思っています。
●変動の小さい費目はまとめてOK
家計簿で悩みがちなのは「どこまで細かく費目を分けるか」ではないでしょうか。人によりますが、最初は家計簿によくある項目をそのまま書いてみて、数か月間つけたあと、変動の小さい費目はまとめてしまうのがおすすめです。
費目を細かくすれば、その分レシートから書き出すのが複雑になります。ズボラな自分には難しいと感じたので、続けるためにもシンプル化は必須だと思っています。
レシートは不要!履歴で合計金額だけをチェック
レシートの中身をすべてチェックするのは大変ですよね。そこで役に立つのはクレジットカードの履歴です。専用アプリから履歴を見ればどのお店でいくら使ったかがわかるので、レシートの確認や保管の必要がなくなります。同様に電子マネーやQRコード決済を使っても履歴が残ります。
私の場合は日常的にクレジットカードを使い、月末に明細から支払い先をまとめて確認。費目を「食費・雑費・その他」の3つに分けていきます。書き出しを終えたら、最後に電卓で合計。一連の作業はだいたい15分で終わります。ちなみに、書き出すときは普通のノートを使っています。ノートの1ページを縦に3分割して、買ったものと金額を記入するだけです。