入浴中にできる血流改善マッサージ
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血管をいたわり、血液をきれいにする簡単なマッサージを紹介します。まず、入浴中にできるマッサージです。お風呂に入りじっくり体を温めて、全身がリラックスしたら「第二の心臓」であるふくらはぎから、マッサージをスタートしましょう。
体を温めながらふくらはぎを刺激することで血流が促進します。
次に「手のひらもみ」や「爪もみ」を行います。じつは毛細血管の7割は手足に集中していて、手のひらや指先にも広がっています。力をかけずに丁寧にもみほぐすことで、体のすみずみまで血流がよくなります。
マッサージをする際に気をつけなくてはならないのは、力を入れすぎないこと。痛気持ちいい程度にとどめてください。お湯につかって皮膚がやわらかくなっているので、強くこすりすぎたり、爪を立てて傷つけないよう注意しましょう。
肝機能を改善するマッサージ
糖質やアルコールのとりすぎ、栄養の偏り、過労やストレスといった原因で、肝臓の機能が低下します。肝臓の機能を改善する「1分間肝臓マッサージ」を紹介します。マッサージによって肝臓の疲れを取り、肝臓の機能を回復させる効果が期待できます。
肝臓は右腹上部にあり、皮膚の上から触ると右の肋骨のキワにあたります。
まずは親指以外の4本の指を半時計まわりに動かします。
次に両手を組んで肝臓を優しく10秒間押しましょう。くれぐれも押しすぎには注意が必要です。軽くさする程度で十分効果があります。
「1日1回、1日おきに行う」ことを必ず守ってください。1日に何回もマッサージすると、肝臓を疲れさせてしまいます。やりすぎは避けてください。
なお、主治医からすでに、中性脂肪値が高くて脂肪肝を指摘されている方は、事前に主治医にご相談のうえ、行うようにしてください。
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