目的がなくても、いつもと違う場所に身をおくだけで十分

50歳目前で初めてのひとり旅をして以来、コロナ禍で旅行ができない時期もありましたが、通算20回ほどひとり旅を経験している小林さん。行く場所や食事は、その土地ならではのものを気兼ねなく楽しめるように工夫しているそうです。

小林さん提供青森のバス停の写真
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ひとり旅に出て現地に到着したら、まずは観光案内所に立ち寄ることをおすすめします。

案内所は駅のそばにあることが多く、たとえば「1時間あったらどこに行くのがおすすめですか?」と尋ねると、ルートなど丁寧に教えてくださるので予習いらず。スマホの地図アプリを使うのが苦手な方でも、わかりやすい地図をいただけるので安心だと思います。

また、目的なくぶらりと街を歩くのもおもしろい発見があります。その土地をイメージした街灯、郵便ポストなど、日常生活では気にもとめないものが目に飛び込んできます。

旅先なら、普段は必要に迫られて行くスーパーも、見慣れない食材やご当地メーカーの調味料などが売られていて、テーマパークのように楽しめます。旅行といっても難しく考える必要はなく、いつもと違う場所に身をおくだけで十分旅にひたれるのです。

ホテルの部屋でコンビニごはんを食べるだけで楽しめる

ひとり旅でハードルが高いことのひとつは、食事ではないでしょうか。普段はひとり外食が平気でも、旅先となるとなんだか寂しい気持ちになるのかもしれません。

そこでおすすめしたいのが、ホテルの部屋でスーパーやコンビニで買ってきたごはんを食べることです。

小林さん提供バラパンの写真
こちらは、島根県出雲市名物の「バラパン」。ホテルの近くのスーパーで購入しました

コンビニにも、地域食材を使った食べ物、地ビール、お菓子などご当地限定商品がたくさんあります。栄養バランスを無視して好きなものだけを買って、ローカルのテレビ番組を観ながらひとり気楽にごはんを食べる…。このゆるりとした時間が、筆者にとって旅先での娯楽のひとつになっています。

また、ご当地ファミレスやローカルチェーン店は比較的ひとりでも入りやすいと思うので、そこで食事をするのもおすすめです。

※記事の初出は2024年4月。内容は執筆時の状況です。

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50代女性の“気楽な”ひとり旅。食事は「ホテルの部屋でコンビニごはん」でもいい