秋冬のファッションで大活躍する「タイツ」。しかし、デニール(糸の太さ)数によって、見え感や履き心地など変わってきます。そこで今回はESSEonlineライターが4種類のデニールを履き比べ。その違いを語ります。
すべての画像を見る(全10枚)30・60・80・110デニールの黒タイツ4タイプを履き比べてみた
足元の冷え対策、そして秋冬のおしゃれに欠かせない定番の黒タイツは何足かそろえておきたいところ。しかし、少し悩んでしまうのが、タイツの厚さ、“デニール”です。
シンプルで外れがないと思われがちな黒タイツも、デニール数によって見た目の印象や暖かさが変わってくるため、どれを選んだらいいのかと考えてしまうこともあるかもしれません。
そこで今回は、「ATSUGI TIGHTS」シリーズのなかから、30、60、80、110デニールの黒タイツ4タイプを履き比べてみました。
こちらが、左から30・60・80・110デニールの未使用の黒タイツを平置きしたもの。厚さの違いは実物を近くで見てなんとなくわかる程度なのに対して、横幅の太さの違いは明確です。
「30デニール」は透け感があるものの…
では、30デニールの黒タイツから1足ずつチェックしていきます。
「黒ストッキングだと透け感が強すぎる…」というときに重宝するのが30デニールの黒タイツ。フォーマルなシーンにも履くことも可能です。普段使いでは、薄手のタイツが好きな人にちょうどいいのではないでしょうか。
実際に履いてみると素肌っぽさが強く、関節まわりの陰影がくっきり。それゆえに、筆者の趣味のボルダリングでできたあざや傷はほぼ隠せません…。透け感が気になる方は、ロングスカートと合わせると安心です。
暖かさは控えめなので、気温が17℃以上あるようなポカポカな日のために備えておきたい一足です。
絶妙なバランスの「60デニール」
続いて60デニールの黒タイツ。こちらにも透け感はあるものの、ごくわずか。
30デニールよりも素肌の色が目立ちにくく上品。生地も少し厚くなるので、気温10~15℃くらいの肌寒い日向きだと感じました。
透けすぎず、かつ暗い印象になりたくないというときに使える絶妙なバランスで、さらには脚をすっきり見せてくれる細見え効果まである気がします。