リビング横に趣味の楽器演奏を楽しむ防音室も設置
すべての画像を見る(全15枚)念願の簡易防音室は、リビングの横につくりました。ここなら、思い立ったときにすぐ演奏できるからです。
防音を考えれば、生活エリアから離れた間取りの方がよいのかもしれません。しかし、わざわざ楽器を取りに行くことがおっくうになり、演奏をめったにしない、使わない部屋となってしまう恐れもあります。そう考え、長く過ごすLDKからアクセスがよいことを重視しました。
結果、大正解だったと思います。わざわざ演奏しに移動する、という感覚がないのです。趣味を続けるうえで、とても大事なことだったと思います。
音もれ防止にリフォーム用の室内用のサッシも活用
こちらは簡易防音室の中からリビングを眺めた写真です。リビングに近いぶん、音もれ対策については考えました。
簡易防音室の窓は、リフォーム用などで使われる室内用のサッシ(内窓、複層ガラス入り)を取りつけ二重に。壁などは少し断熱材を厚めにしました。そしてリビング側のサッシも同様に二重扉に。2つのサッシの間に空気層ができることで、遮音性(音もれを防ぐ)を高めました。
しっかりとした防音室はなかなかお値段が高いもの。家庭用に簡易でできないか、ということで設計士と頭をひねらせて、通常の住宅で使うものの範囲で実現させました。
防音性能についての結果は満足。完全に音もれがない、とは言えませんが、思いっきりアコースティックギターを弾いたり歌ったりしても、リビングやダイニングでは気にならないレベル。音楽配信のために収録するときも役立っています。
朝早くや夜遅くも、近所のことを心配する必要なし。好きな時間に心置きなく没頭できて、とっても快適。
余談ですが、週に1回は息子たちの友達が集まって、わが家でゲームをして盛り上がっています。そんなときは簡易防音室でやってもらっています。
そうすると、キッチン横で在宅ワークをする筆者も快適(笑)。オンライン会議をする際に夫も使っていて、仕事でも役立っています。