迫力のサウンド体験:ドルビーアトモスシステムの導入
すべての画像を見る(全15枚)こちらは音響の配置を天井から見た図です(家具などは大体のサイズになっています)。
このプランや音響設備は、ハウスメーカーの担当設計士が、以前、ホームシアターを取り入れた家で一緒に仕事をしたという、音響専門会社の方に相談して決めました。ですから、ハウスメーカーとは別の請求です。しかし、打ち合わせに設計士も入ってもらったので、引き渡し後の設置までスムーズに進みました。
まず、リビングダイニングによい音響を取り入れたいと、ドルビーアトモス(Dolby Atmos)の7.1.2chシステムを採用しました。これは立体的で臨場感あふれる音響体験を提供するサラウンドシステム。この「7.1.2」という数字には、それぞれ以下の意味が含まれています。
「7.1.2」の「7」はスピーカーの数です。
写真は、前方左右に設置したフロントスピーカーと、中央の棚の中に設置したセンタースピーカーです。
この3つのスピーカー以外に、サイドおよびリア(後方)に4つのスピーカー(左右サイド、左右リア)を設置しました。この計7つのスピーカーにより、視聴者を囲むような音がつくり出だされます。
本来、サイドおよびリアの4つのスピーカーは、周囲に設置するものだそうです。しかしわが家は、天井にスピーカーを取りつけることにました。筆者が掃除のジャマになると思い、天井埋め込みを希望したからです。
ちなみにスピーカーは、基本的に耳より上にあるとよいそう。埋め込みだとホコリもたまらないので、このようにしてよかったと思います。
「7.1.2」の「1」はサブウーファーの数です。
サブウーファーは、重低音を担当するスピーカーのこと。低音の効果を加えることで、より迫力のあるサウンドが実現されます。
「7.1.2」の最後の「2」は、上方向からのスピーカーの数の数です。
上方向からのスピーカーは、サウンドの高さを再現するために使われ、音が頭上から降り注ぐような、立体的な音響効果があります。
雨が降るシーンや飛行機の通過音などを、リアルに再現できます。迫力を出すために欠かせないスピーカーです。位置は選べるのですが、わが家はソファとテレビ台の間にしました。