3:不動産売買契約書は、不動産の売却時に必要

契約書
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もち家の場合、取っておきたい書類。とくにこの中で不動産売買契約書は不動産売却時に必要になってきます。

家計の金融行動に関する世論調査(二人以上世帯調査/金融広報中央委員会・令和2年)によると、50代のもち家率は71.9%とのこと。そしてこの時期に住宅ローンを完済させる方も。

「やった! 完済した! じゃあ、もう契約書は不要だよね」と、書類も処分したくなる気持ちにもなりますが、その契約書がないばかりに自宅を売却した際、取得費として控除される金額が大幅に減り、税金が本来より多くなってしまいます(実際の取得費が不明の場合、売却代金の5%が「取得費」して計算される)。

書類の持ちすぎに注意!厳選することが重要

と、ここまで書くと、手放しても問題ない書類すら捨てることが怖くなるかもしれません。だからといって書類を捨てずになんでもかんでも取っておくと、今度は不要な書類に重要な書類が紛れ込んでしまい、必要なときに見つからなかったり、間違えて捨ててしまうリスクも。

書類整理の目的は、必要なときに必要な書類がすぐに見つかること。今回お伝えした3つの書類についてをご参考に、あとは仕事や学校の書類を必要に応じて残しておく。古い学校のプリントやチラシ類、使っていない家電の取扱説明書など、不要な書類から整理を進めていってくださいね。