ひとり旅の過ごし方:心の赴くままに過ごす
すべての画像を見る(全2枚)持ち物の準備が整ったら、次は「過ごし方」です。ひとり旅のいいところは、自分のペースで行動できること。だれにも縛られず、好きなときに好きなこと。これができるのが醍醐味です。自由こそがひとり旅をすばらしいものにしてくれます。
●朝の散歩
旅先の空気を感じながら、まだ人が少ない静かな街を歩いてみます。ゆっくりとしたペースで歩きながら、朝の光に照らされた風景を眺める時間は、心を穏やかにしてくれます。朝食をとる場所も、気分に合わせて自由に選べるのがひとり旅の楽しみです。
地元のカフェでゆっくりとコーヒーを飲むのもよし、朝食をあえて遅めにとってブランチにするのもグッドです。
●日中は自分のペースで楽しむ
ひとり旅なのだから、無理をせず、自分の体調に合わせて過ごすことが大切です。観光地をたくさん巡るのもいいですが、疲れたらどこか静かな場所で休むことをためらわないでください。旅は楽しむためのもの。無理をしてしまっては、本当の意味で楽しめなくなってしまいます。
●食事は胃袋と相談して決める
宿泊先に夕飯がついている場合は、昼は控えめにして夜はそれをメインイベントにして過ごします。私の場合、朝食のみのホテル宿泊がほとんどなので、昼間に地元の食堂でしっかり食べ、夜は軽めなものをテイクアウトして部屋でゆっくり味わったりします。
3食きっちり食べなきゃという考えはやめて、自分の胃袋と相談するのがいいでしょう。食いしん坊の私は、過去につい食べ過ぎてしまい、胃もたれして旅を楽しめなかったことが何度もあります…。
●お気に入りの入浴剤で極上のバスタイムを
宿泊先の浴室で楽しめるように、お気に入りの入浴剤やアロマスプレーを持っていくようにしています。日中の疲れを癒やすのは、なんたって入浴です。なので、ホテル選びはバスつきがマスト。
また、好きなアロマの香りを嗅ぎながらベッドにもぐると、安心して眠りにつきやすくなります。
ひとり旅は自分自身の再発見にもなる
60代のひとり旅は、身軽で自由な心を持って楽しむのがいちばんです。持ち物を工夫して軽くし、過ごし方にもこだわることで、自分らしい旅が叶います。自分だけのペースで、好きなものに囲まれて、心の赴くままに過ごすひとり旅。それは、自分自身を再発見し、これからの人生をさらに豊かにするための素晴らしい時間となるでしょう。
今年はたくさん旅をしました。12月には近場温泉旅館に1泊旅行を計画しています。まだ先のことなのに、今からどのように過ごそうか考えるだけでワクワクしてきます。
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