同じ食事でも、食べるタイミングや量、順番など、食べ方にこだわれば、健康で若々しい心と体がキープ可能! 小林メディカルクリニック院長の小林暁子さんに「老けない食べ方」のポイントを教えてもらいました。毎日の心がけを積み重ねれば、やがては大きな違いとして表れるはずです!
すべての画像を見る(全3枚)食間におなかがすいたら【おやつを食べるorおやつは絶対食べない】
かみごたえのあるおやつで気分転換すれば、ドカ食い防止にも
おなかがすいたときに食べる少量のおやつは、気分転換にもなり、次の食事のドカ食いも防ぎます。「ドライフルーツやナッツなどを、よくかんで食べて。ただし、時間を決めずにダラダラ食べたり、おなかがすかないのに習慣で食べるのはNG」。
【ポイント】年齢とともに失われがちな水分。こまめな補給を心がけて
年齢とともに、体内の水分は減少。体を若々しく保つためにも、こまめな水分補給を。「1日1~2リットルを目安に、少しずつ飲んで。また、朝起きたらまず1杯の水を飲むことで、排便がスムーズに」
食事を食べる順番は【野菜から食べるor好きなものから食べる】
野菜から先に食べて、血糖値の急激な上昇を防いで
糖質の多い白米を先に食べると、血糖値が急上昇。太りやすいだけでなく、血管にダメージを与え、体の老化を早めることも。「食物繊維の多い野菜から先によくかんで食べるのを習慣に。温かい汁物で腸の働きをよくしてから食べるのもおすすめ」
忙しい毎日の食事【ささっと急いで食べるor時間をかけてゆっくり食べる】
簡単な食事でも、ゆっくりよくかんで食べることを優先!
同じものでも、ゆっくりよくかんで食べるのと短時間でかまずに食べるのでは、短時間で食べた方が圧倒的に血糖値の上がり方が早く、食べすぎの原因にもなります。「簡単な食事ですませるときも、せめてよくかむことを意識して」
少しでも長く寝たい…【朝食を抜くor朝食を食べる】
朝食は必ず食べて自律神経のスイッチをオンに
1日の食事のなかでも、必ず抜かずに食べたいのが朝食。「朝食を食べることで腸への刺激となって排便を促すだけでなく、自律神経の働きにスイッチを入れ、内臓が正常に働くように。バナナ1本でもよいので、朝食はとりましょう」。
【ポイント】朝に食物繊維を食べると得られる「セカンドミール効果」
朝食に食物繊維の多い雑穀米や全粒粉入りのパンなどをとると、直後の血糖値の急上昇を抑えるだけでなく、次の食事のあとにも血糖値が上がりにくくなる「セカンドミール効果」が期待できます。