人気の食材、ナス。スーパーでは夏にも秋にも出まわります。でも、この夏と秋のナスって味に違いはあるの? そんな疑問に答えてくれたのは、農家の娘として旬レシピを発信しているセリナさん(インスタグラムのフォロワー4.7万人)。おいしいナスの選び方や、つくりたくなる簡単レシピについて教えてくれました。

ナス
夏も秋もおいしいナス
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おいしいナスの見分け方は「ヘタ」にあり

新鮮なナスは、ヘタの切り口がみずみずしいものです。皮にハリがあり、ずっしりと重いものを選ぶようにしてください。皮にシワが寄っていたり、軽くなったりしているものは収穫から時間が経ち、水分が抜けている可能性があります。

夏ナスであれば、ヘタのトゲがしっかりしているものもいいナスの見分け方です。秋ナスは鮮度がよくてもトゲがあまりない場合があるので、ヘタの切り口、重さで選ぶのがおすすめです。

●夏ナスと秋ナスの違いって?

新鮮ななす
こちらは「翡翠ナス」のため、皮が黄緑色です

夏ナス、秋ナスとありますが、その違いは収穫の時期です。6〜8月頃に採れるナスを夏ナス、9月以降に採れるナスを秋ナスと言います。

夏ナスの特徴は、身が詰まっていて煮崩れしにくいことです。そのため、煮物などに向いています。秋ナスの特徴は、水分が多くジューシーなところ。皮も夏ナスに比べ、柔らかくなっています。浅漬けにしたり、天ぷらなどさっと火を通したりする料理に向いています。

ナスの紫色の部分には、「ナスニン」という栄養が含まれています。ナスニンには抗酸化作用があるため、皮ごと食べるのがおすすめです。