夜なかなか寝つけない原因は、目の疲れにあるかもしれません。そこで、整体師の永井峻さんに「目のコリをほぐすマッサージ」や布団の中ですぐできる「快眠メソッド」を教えてもらいました。
すべての画像を見る(全9枚)目のツボを刺激すると心地よい眠りに
なかなか寝つけなかったり、目覚めがすっきりしなかったり…。そういった睡眠の悩みは、目のコリが原因かもしれません。
「スマホやパソコンを長時間使う現代人は、目を緊張させて見開いている時間が長く、目の周りの筋肉が固まりがち。そして、目と脳、自律神経は深くつながっているため、目の緊張やコリは、そのまま脳や神経の緊張や興奮につながって、疲れているのに目や頭がさえて眠れないという状況を引き起こします」(整体師・永井峻さん、以下同)
そこでぜひ実践したいのが、快眠に効く目のコリほぐし。
「まゆ毛の真ん中や目の下には、疲れ目やドライアイなどに効くツボがあります。また、眼球を優しく刺激すると神経が落ち着き、リラックスする効果も。3つのポイントを、やさしくひねって揺らすことで、だれでも簡単にツボや筋膜を刺激でき、目のコリがほぐれて心地よく眠れるようになります」
コツは、ゆっくり、優しく行うこと。強すぎる刺激や、急いでやろうとするのはNGです。
「夜、布団の中で行うのもおすすめですよ」
●目のコリほぐしはこんな人に効く
目のコリほぐしは、下記の条件にあてはまる人により効果的だそうです。
・スマホやパソコンをよく使う
・頭がさえてなかなか寝つけない
・朝の目覚めがすっきりしない
・ドライアイになりやすい
・首のコリ、肩コリに悩んでいる
まゆ毛のツボは「眼精疲労」に効く
スマホやパソコンを目を開いて見ると、おでこやまゆ毛に疲労がたまり、かたくなります。まゆ毛の真ん中には、眼精疲労に効くツボも。
(1) まゆ毛の真ん中あたりの皮膚を、親指と人差し指で軽くつかみます
(2) つかんだまま45度ほどひねり、上下にゆっくり10回揺らします。
(3) つかんだまま中央に戻し、反対側にも45度ほどひねり、上下にゆっくりと10回揺らします。反対側のまゆ毛も同様に行います。
●つかみにくいときは…
親指と人差し指の先でつかみにくいときは、人差し指を曲げ、親指の腹と、人差し指の第一関節・第二関節の間あたりの部分ではさむとつかみやすいです。