50代からバッグの中身を厳選。不要なものを捨ててすっきり

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カナダ在住で、ミニマリストに関する著書をもつ筆子さん(現在は60代)。毎日持ち歩くバッグは軽ければ軽いほどラクですが、人間は欲張りなうえ、心配性なので、知らないうちに荷物が増えると語ります。筆子さんがバッグの中から取り出したほうがよいものをカテゴリ別に紹介します。

●ゴミ・意味のないもの

まず明らかなゴミを捨てます。お菓子の包み紙やあき箱、大昔のメモ、チケットの半券、街角でもらって入れっぱなしになっていたコスメのサンプルなど。

持ち歩く意味がまったくないものも取り出してください。たとえば、孫や子どもから預かって、そのままになっていたマスコットやガチャポンなどです。

●財布の中身

財布をバッグの中に入れている人も多いでしょうから、財布の中身もスリムダウンしましょう。多すぎる小銭、領収書、レシート、ポイントカードを取り出します。

確定申告や経理上の手続きに使うものは、バッグに入れっぱなしにせず、しまっておく場所を決めて、すぐに移動させてください。

めったに利用しない店のポイントカードは捨てましょう。苦労してポイントをためても、たいした割引は得られません。

●ポーチの中身

化粧品を入れているポーチの中も厳選しましょう。出先で実際に使う化粧品のみを入れます。歯みがきセット、目薬、ティッシュなども入れすぎないように。

ふだん化粧に使うアイテムを減らすのもおすすめです。私は化粧をしないので、化粧ポーチも持ち歩きません。

身軽なバッグにするコツ

バッグを持った女性
※画像はイメージです(画像素材:PIXTA)

最後に、バッグを軽くするコツを5つ紹介します。

(1) 必要なものだけを持ち歩く

(2) 定期的に、中身をすべて取り出して、バッグの中を片づける

(3) バッグそのものを見直す

バッグが大きいと、不用品をたくさん入れてしまうので、ジャストサイズかやや小さめのものがおすすめです。今度バッグを買うときは、重たいバッグは避けてください。

(4) デジタル化

仕事の書類も本も、アナログで持ち歩くより、デジタル化したほうが圧倒的にかさばりません。

(5) 強いこだわりを捨てる

「これじゃなきゃだめ!」という強いこだわりは捨てて、外出先では、手近にあるもので、臨機応変に対応できる人になってください。

先日、カフェで勉強するとき用のペンケースを紹介する動画をYouTubeで見ました。その方は、ボールペンの替芯をいくつか持ち歩いていました。

ボールペンの替芯はたいした荷物になりませんが、「同じ色を使い続けるために、スペアをスタンバイさせておきたい」という気持ちは、ほかのすべての所持品に働きますから、バッグの中も家の中もものが増えます。

荷物の少ないバッグを使う生活になると、家の中もすっきりしてきますよ。

※記事の初出は2023年2月。年齢も含め内容は執筆時の状況です。

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